変わったEF15? | 適当気儘に鉄道模型

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主に趣味の鉄道模型に関して入手した際の勝手気儘な感想や模型加工・レイアウト製作は下手で悪戦苦闘しながらもやはり適当気儘に楽しみ同じ趣味を持つ人々に勇気と自信を与えたり、そんなまさに「テキトー」なブログです

 自分の琴線に響く物が無いと言ったものの、ここ最近の仕事でのストレス発散の為に何か少しは良いなと思った物を入手したいなとオークションを覗いて値段が手頃でそこそこ自分の興味に値する物を入手しました。

 KATOの西武鉄道のE851とエンドウのEF15ですが、自分の感心は当然EF15です。このEF15、一見何の変哲もないEF15なんですが良く見ると自分がそれまでに所有した個体とくらべると

(上が今回入手した物、下が元々所有している物です)
 側面の窓の数が違います。実はこれ、エンドウが出していたEF16のボディキットを組んだ物です。

 キットと言っても金属プレス加工の得意なエンドウの製品故にボディのメインはプレス一発一体で作られ、それに絶縁をかねた下側にフィルターがモールドされた窓ガラスと庇にヘッドライトと避雷器位が別部品で付いて終わりと、今のワールド工芸等のキットとは趣が全く異なる物です。
 おおらかな時代の製品故に、このキットは厳密なEF16キットではなくEF13、EF15初期形、EF58初期形(デッキ付き時代)を兼ねていた様に記憶しています。EF15はまだしもEF13は気にする人は足周りやデッキを自作して、気にしない人はそのままナンバーだけEF13の物を着けて雰囲気を味わって下さいという、今の時代ではほぼ絶対受け入れられないであろう指示がメーカーから出されていた様に記憶しています。

 入線した個体はEF15仕様になってまして瞬間接着剤で組まれていた様で

 庇が一個外れていました。幸い(と言って良いのか?)外れた庇は付いて来たので助かりますが、欲を言えば福米形仕様にするための扉上の庇も付いてあったらなぁ~、と思ったのは贅沢でしょうか?
 パンタグラフはエンドウ純正の物ではなく、KATOのPS14が取り付けられています。これはリアル化においては正しく、自分が所有するエンドウ製EF15の片方にも施しています。

 外観としては大切にされてきた感じが有る半面、

 塗装の剥げやナンバープレート取り付けに伴う接着剤のはみ出しが見受けられるので剥離の上再塗装掛けたいところです。またデッキ手刷りも変形していますが、これも金属製なのでジワジワとやれば修正可能ですので大丈夫でしょう。

 走行の方も線路に載せ電気を流せばすんなりと走りました。エンドウ製電機の動力の場合、ウォームと接するギアが割れて走行不調~不能になっている個体もあるので、この個体は分解して見た訳でありませんが大丈夫の様です。

 ついでにE851の事もチラっと書いておけば我が家で初の私鉄電機入線となりました。最初に出た製品ですので

 ご覧の通りアゴ振りスカートです。こちらも大切に扱われて来た感じの個体です。こちらも大切に扱われて来た感じの個体です。我が家ではアーノルドカプラーは交換してしまうものの、国鉄車輌が主なのでグレーのカプラーが無く、元々欲しい訳でもない車輌に対してわざわざカプラー購入もなんだかなぁ?という感じなので暫くは動態保存機な存在となりそうです。

 ともあれ、満足の行く買い物となりました。

一押しいただけますと幸いです。
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