ワキ300の改善 (1) | 適当気儘に鉄道模型

適当気儘に鉄道模型

主に趣味の鉄道模型に関して入手した際の勝手気儘な感想や模型加工・レイアウト製作は下手で悪戦苦闘しながらもやはり適当気儘に楽しみ同じ趣味を持つ人々に勇気と自信を与えたり、そんなまさに「テキトー」なブログです

    C61に使う手摺を探しながら、それだけで終わるのも悔しいのでほったらかしになっている物に若干手を加えたりしていました。
    その内のひとつが、お題になっているワキ300ですが、実際にそういう形式の貨車は無くて、本当はワキ1の4次形を指す通称です。

    ワキ1形は本来、特別小口便用として製作された25t積みボギー有蓋車で、製造時期により形態が違っていて1~4次形に分かれます。そのうち1~3次形までは戦前に製作されたボギー有蓋車ですが4次形は戦後にレキ1形冷蔵庫の老朽化に伴って足周りを利用して作られた貨車で、番号が飛んで300から付番されたので先の通称があります。先の1~3次形はボディがリベット留めなのに対して4次形は時代柄、基本溶接構造で窓もHゴムと(当時として)近代的な感じと古典的な感じが混ざったおもしろい形態をしています。似たような貨車にTOMIX香港製品から続き、河合商会~ポポンデッタで別形態の車輌も作られたワキ1000という貨車が鉄道模型では多少知られていると思われますが、ワキ1との違いのひとつに台車があり、ワキ1がTR24を装備して85kmまで可能なのに対してワキ1000はTR41装備なので75kmまでとなっています。

    そんなワキ1 4次形ですがMODEL21から真鍮キットが出たのが最初、そしてマイクロエースから西たからセットに入っているのとしか発売がされていません。
    そのマイクロエース製品ですが、あのメーカーらしく幾つかの欠点が有るのですが、その最もたるものが

(写真が不鮮明で分かりづらいのですが)
    車体に無いはずのリベットが並んでいます。他にブレーキテコや手摺の位置も違っています。また、写真では分かりづらいのですが、どういうわけか黄帯の上部品に沿って凹み溝が有ります。因みにこの溝はマイクロエースから出ているワキ1全ての形に入っていて

(上の写真はマイクロエース製品の1次形の塗装を変えた物です)
    1~3次形はリベットが並んでいるので、リベットそのまま凹みを埋めるのは不可能な芸当ですが、4次形は溶接構造なので凹みを埋める事が可能です。
    で、行った事はリベットを削り、最初は凹みを埋めるのは止めようと思っていたのですが、やはり埋める事としたので

    瞬間接着剤で埋めた、以上の2点です。

    この後は瞬間接着剤で埋めた箇所を平に削り、新たにステーを取り付け、床下のブレーキテコ等を移設と結構やる事が残っていますが出来たらC61を優先させたいので合間に少しずつ手をかけられれば、といったところです、なので次はいつになるか全く分かりませんけど必ずや2回目~と続けて完成させたいです(そんな難しい物でもありませんし)


一押しいただけますと嬉しいです
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 Nゲージへ
にほんブログ村