いがらしみきお先生 失礼致しました | 適当気儘に鉄道模型

適当気儘に鉄道模型

主に趣味の鉄道模型に関して入手した際の勝手気儘な感想や模型加工・レイアウト製作は下手で悪戦苦闘しながらもやはり適当気儘に楽しみ同じ趣味を持つ人々に勇気と自信を与えたり、そんなまさに「テキトー」なブログです

 とあるブログを拝見して思い出した事をコメントしたらリクエストを貰ったので鉄道模型と関係無い上、大した話ではないのですが書かせていただきます。


 ここに一枚の絵が有ります。

 いがらしみきお先生のサインとぼのぼの&ガキおやじの絵です。一見色紙に描かれた様ですが違って壁に書いてもらったものです。古い話で記憶が曖昧な所も有るのですがこの絵の顛末話を書きたいと思います。

 自分が20代の頃の話です。当時、自分の母親が場末の飲み屋をやっている、と言うよりやっているフリをしているという感じでした。そんな或る日自分が仕事半ドンで帰宅中親の店が開いていたので寄って店の中に入りふと壁を眺めました。そこは客がたわいもない落書きを多数していてその中に有ったぼのぼの&ガキおやじを見て「うまいな…ってえぇっ!」となり洗い物をしていた親に「これどうしたの!?」と尋ねました。すると親は「あぁ、マンガ書いているって人が書いていったんだよ」と興味無さげに言うので「この漫画家有名な人なんだよ!」と言うと「えっ、そうなの?じゃあ失礼な事言っちゃったかな」と言ったので何を言ったか尋ねました。
 当時いがらしみきお先生はガキおやじ連載してた頃で事務所が手狭になり新たに駅前に物件を探していたそうでその物件の家賃だかを聞いた親が「そんな高い所借りてどうすんの!そんな駅前の高い物件じゃなくて安い所いくらでも有るんだからやめなさい、お金なんていくら有っても困らないんだから」と言ったらしいんです。先生は有名な漫画家でお金有るんだよ!と言うと親は「あ~ら、そうなの?」と興味無さげ。更に「ママさん漫画読まないの?」と聞かれて「私、週刊漫画しか読まないからと笑いながら面と向かって言ったそうです。 
 呆れると言うか何と言うか…無知で金も無い自分の親が金持ちに偉そうに説教するわ失礼な事言うわでいがらしみきお先生はかなり面くらったと思います(他にもいろいろ失礼な事を言ったらしい)。因みに先生は子供の頃から(と聞いた気が)の友達がたまたま自分の親が繁華街で店をやっていた頃からのお客さんで久しぶりに飲もうとなってこの場末の店に連れてこられこんな目に遭った訳でした。それでも記念に書いてくれたのが先の絵と言う訳でした。
 その道楽店が区画整理で立ち退きの時店の備品を片付ける時も親は興味無しで捨てようとしたのを勿体ないと自分が外し保存して今も我が家に残っている次第です。


 そんな訳で愚かな親に代わり先生に改めて言わせてください。
「いがらしみきお先生あの時は母が大変失礼しましてすいませんでしたm(_ _)m。

鉄道模型と関係無いですが一押しいただけますと嬉しいです。

にほんブログ村