先日、リハビリ科の診察に行ってきました。 診察といっても、まぁ雑談ですね。

先生は「痙縮(けいしゅく)」という現象そのものがお好きなようです。 「人によって出る場所も違うし、決まりもないから面白い」のだとか。

その流れで、薬の副作用について話をしました。 ITB(バクロフェン髄注療法)を始めてから、副作用が出てタリージェが増やせなくなったことや、血圧の薬を減薬せざるを得なくなった話などです。

実はこれらの薬の調整、自分で調べて判断し、内科や整形外科に相談して進めていたんですよね。リハ科の先生には事後報告しかしなくて。 先生からは「そういう情報(相互作用の経過)こそ欲しかったんだよ〜」と言われました。 まぁ、ITB療法を受けている患者の絶対数が少ないので、実質「実験体」みたいな状況ですからね、私。

結局のところ、不調の原因がITB単体のせいなのかは分かりません。 血圧に関しては、術前120台だったのが術後100台まで下がっていて、軽い眠気もありました。「そこまで気にしなくても」という感じでしたが、血圧は少し上げても問題なさそうだったので、降圧剤を減らして傾眠を回避しました。 一方、タリージェは増量したらむくみが出現。これはタリージェ単体でもよくある副作用です。

「タリージェとITBを併用することで、副作用発生の閾値(いきち)は上下するのか?」 なんてことも、自分なりに調べまくりました。

ただ、正直なところ「併用が原因かどうか」という理屈はどうでもよくて、「現に副作用が出た」という事実が問題なんですよね。 結論として、これらを併用すると中枢神経抑制作用(眠気やふらつき)の閾値は間違いなく「下がる」。 つまり、同じような中枢神経抑制系の薬を重ねるのはNGだと思っています。個人的には 人体実験レベルの希少な治療だからこそ、危ない橋は渡らず、避ければいいだけの話なんです。

 

教えてください。ではダメなんですよ。調べてください。

この領域になると、先生より自分の体に詳しくならざるを得ません。

先生は治療を提案するだけ。判断は患者本人。ですから。治るわけでもないので正解がないんですよね。