夢 出会い 魔性 -68ページ目

夢 出会い 魔性

日記だったり思い出だったり願望だったり不倫だったり。




『もうそろそろ着く?』

『もう少し』

『あのね、お菓子もう食べちゃった。美味しかった。わんわんがあげた袋に煙草入ってた?』

『入ってた』

『ならいいの。貰った袋にもセブンスター入ってたから、あれ?と思って(笑)』

『どこにやったかと思ってた(笑)』

『なんだあ(笑)』

『煙草の交換したわけだ(笑)』

『どっちもセブンスターだけどね(笑)』




慌てんぼうのご主人さま。

ホワイトデーのお菓子と一緒に買ったセブンスターを、
わんわんに寄越しちゃったみたい(笑)




貰ったお菓子は甘くて美味しいストロベリークランチ。


紛れ込んできたセブンスターは、少し苦い。




わんわんの吸ってる煙草より、少し辛くて、にがい。






今日もお片付けですー

頭の上はこんなん


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余震が怖い仕事場であります。






「はい」


ご主人さまが小さな袋をわんわんに差し出す。


「なあに?」

「ホワイトデー(笑)」


袋を見た時からきっとそうだろうと思ってたけど、
言葉にしてもらうと、すごくこそばゆい。

こそばゆくて、うれしい。


「ありが……あっ!」

「なに?」

「こっちが先。順番逆になるとこだった」

「ああ(笑)」


わんわんが差し出した袋を見て、ご主人さまがケラケラ笑ってる。


「ありがと」

「うん。ありがと」

「ああ(笑)」


ご主人さまにチョコを渡してから、ご主人さまの手の小さな袋を受け取った。


「なに」

「なにって?」

「嬉しそうにしてるから(笑)」

「だって嬉しいもん。嬉しいなーと思ってたとこ(笑)」

「ははは」


わんわん、チョコのこと忘れてて慌てて買ってきたのに。

ご主人さまもわんわんに…って思い付いて、ホワイトデーのお菓子買ってきてくれた。

単純に嬉しいよ
嬉しいよ、そんなの。



アホチンみたいににこにこ笑って、ご主人さまとファミレスでモーニングなんて食べた。

帰る前にわんわんに時間を作ってくれてありがとう。

ご主人さまの顔を見ながら、ずっと(ありがとう)って思ってた。



「行かなくていいの?」

「そうだな」

「あのね、事故とか気をつけてね。ここ来るまでにも事故あったよ。あとガソリン渋滞」


スタンドはどこも大渋滞してた。

わんわんも家まで帰れるかギリギリくらいしか入ってない。




お会計を済ませてファミレスを出た。

昼間の11時くらい。

ご主人さまとは1時間半くらいお喋りできた。

……充分すぎる。

けど。




キョロキョロしたら、駐車場には人がいなかった。

大きな国道沿いのファミレス。

交差点では信号を待ってる人もいるけど…こっち見てない。



「えへへ」

「なんだよ」


ちゅっ、てして、すぐご主人さまから離れた。


「目的は達成した?(笑)」

「うん(笑)」


ゆうべ、『ちゅーしようと思った』ってメールしたことを覚えてて茶化された。


あはは、って笑ってたら、何も無いとこでつまづいてコケた。

コケたわんわんにぶつかって、ご主人さまもよろけた。


「なんだよ(笑)」


そう言いながら、よろけてるわんわんを抱き止めてくれた。

なんだか可笑しくて、後ろからご主人さまに抱き止められたままケタケタ笑った。




「じゃあね」

「うん。気をつけて」


ばいばいって手を振りながら、ご主人さまの車を見送った。


助手席にはご主人さまに貰ったお菓子。

早くおうちに帰って食べよう。



きっときっと、すごく甘くて美味しいはず。

あまくておいしいはず。




おしまい





ご主人さまに構われ中でし。ムフー



『パシャッ』って記事には書いてないんですけど、
(正確には書きそびれた…)
ご主人さまと地震の話しをしてる時に、
携帯なんか無くてもなんとかなる…と言われたのでし。



「うん…ううん、携帯ないと困るよ~」

「無きゃ無いでなんとかなる」

「えー、ダメ~」

「無くても慣れるし」

「困る~」

「なんで?」

「…だって…犬的に」

「犬?」

「わんわん的に困るの!」

「ははは」



(うん、無くても別になんとかなる)って思ったけど、やっぱ困るよ。

携帯無かったらご主人さまにメールできないもん…

時々声を聞いたりもできないもん。



わんわん、携帯無かったらすごく寂しいと思うもん、きっと。






次の日は、だいぶ早くに家を出ることにした。


もしかしたら道が混むかも知れないと思ったから。

別に確証があったわけじゃなくて、普通の時じゃないから混むかも?と思っただけ。



待ち合わせは10時だから、9時半くらいになったらメールと電話してみようと思ってた。

昨日は急に会えたから頭が回らなくて、
今日になってから(そうだ、チョコ)って思ってコンビニで買った。

ホントはチョコ専門店で買おうと思ってたけど仕方ない。

チョコと一緒にご主人さまのセブンスターも買った。

小さなチョコの袋に入れて、一緒に渡そう。



『おはよ。』


ご主人さまからメールだ。
まだ8時半。


『おはよ、早起きね(笑)わんわん、いま向かってる』

きっと『いまどこ?』って聞かれると思って、そう返信した。


『早いね。ファミレスにするか』

『え?時間大丈夫なの?』


ご主人さま、早く帰るの知ってたから一瞬コンビニの駐車場で会えれば良かったのに。

パッと、煙草とチョコを渡してばいばいするつもりだったのに。



『あのね、道が混んでると思って早く出ただけなの。コンビニでいいよ』


……返事は無い。


どうしよう。
ご主人さまの実家の近くのコンビニに向かおうか。
それともファミレスに向かおうか。


悩みながら車を走らせてたら『ファミレスに向かう』ってメールがきた。


コンビニの駐車場だったら、会えてもきっと5分くらい。

でもファミレスだったら、1時間くらいお喋りできる…ような気がする。

(まさかファミレスに入って5分じゃ出ないでしょ?)



うれしい

うれしい、けど。

…なんか、申し訳ない気持ち。

ご主人さま、急いで帰りたいはずだと思うのに…。



一応ファミレスに向かって、着いたら『コンビニでいい』ってメールしようと思った。

携帯開いて、ご主人さま宛てにメールを打ちはじめたら…

…ご主人さまの車が入ってきた。



ワガママを言ったんだ、私。

バツが悪くて下を見てもじもじしながら車を降りた。

手には小さな袋。
チョコと煙草が入ってる。


駐車場に車を停めたご主人さまが降りてくる。

手には小さな袋。




2人とも相手の手元を見て、(あ)って表情になった。