夜中に目が覚めて、隣にはご主人さま。
エアコンのタイマーが切れたのかな。
なんだか暑くて喉が渇いてた。
…暑かったからかな。
ご主人さまはわたしから少し離れたとこで眠ってる。
こっちに背中を向けてる。
起き上がってリモコンでエアコンのスイッチを入れた。
それからベッドに戻って、ご主人さまの背中にキスした。
昼間は海で遊んだ。
…疲れてるんだろうな。
ご主人さまが目を覚ます気配は無い。
今度はキスだけじゃなくて、背中を吸ってキスマークを付けた。
(…起きない)
背中側からご主人さまを抱きしめて、またうとうと眠くなった。
朝早い時間にまた目が覚めた。
歯を磨いてから、眠ってるご主人さまにキスした。
起きて
気付いて
抱きしめ返して
もぞ…とご主人さまが動いた。
眠そうな顔で抱きしめ返してくれる。
ベッドの中でしばらくじゃれついてた。
チャイムが鳴って、ご主人さまがベッドから離れてドアに向かった。
同時に電話が鳴り出したから、わたしが電話を取った。
チャイムは朝ごはん。
電話はモーニングコール。
「お腹空いたね」
「セ/ックス頑張りすぎ(笑)」
「そんなことないもん(笑)」
「いきまくり(笑)」
「…気持ちいいんだもん。あ、」
「なに?」
「いってないでしょ」
「覚えてんの?」
「うん、なんとなく」
トーストとハムエッグとサラダを頬張りながら、ご主人さまと話した。
「自分が嫌がったんだろ」
「わたし?」
「○子が、もう嫌だって叫んでたよ」
「叫んでた?…覚えてない」
「酔っ払いか(笑)」
今までも何度か言われた。
嫌がって身体が逃げてた、とか。
怖いって叫んでた、とか。
でもご主人さまが止めたことは無かった気がする。
(…どれだけ叫んでたんだろ?)
わたし、悲痛な声で叫んでたのかなあ。
ちょっとだけ、そう思った。