夢 出会い 魔性 -13ページ目

夢 出会い 魔性

日記だったり思い出だったり願望だったり不倫だったり。



車を走らせ始めてから五分くらいでご主人さまからメールが来た。


『もう動きだしてるんでしょ(笑)』


ああ、お返事待たないで鉄砲玉みたいに飛び出したことバレてる。


『バレた?(笑)』

『バレバレ(笑)』


良かった、いいから帰りなさいって言われるかも…って思ってたけど大丈夫みたい。


『あと五分で着く』

え?わんわんいま家を出て五分くらい。

わんわんちから、ご主人さまの実家の最寄り駅まで小一時間かかる。


『あと50分くらい掛かっちゃう(T ^ T)』


どうしよう。
こんな夜中に1時間近くご主人さまを待たせてしまう。

グンってアクセルを踏み込んで、ご主人さまからの返事を待たないでまたメールした。


『あのね、待たせすぎちゃうからいい。◯◯さん大変だから』

『あとどれくらい?』

『頑張っても45分くらい。ごめんなさいワガママ言って』


こんな時間にご主人さまをそんなに待たせらんないよ。

だから今日はいいよ。

わんわんが向かってるの知ってもダメって言わなかったでしょ?

わんわん、それで充分だから。
だから。

アクセルはグイグイ踏んじゃうけど、これってばわんわんのドライブだから。

だからいいよ。
明日も朝からご用なの、わんわん知ってるよ。


『1時半に帰宅でいいなら待つよ』


バタバタバタって涙が出た。

ぜーんぜん『もういい』なんかじゃ無い。

待ってて待ってて、って、全力でそう思ってた。


『ありがとう(T ^ T)全力で走ってく』



頑張って車走らせて、たぶん着くのはちょうど0時くらい。

ご主人さま、1時半には帰る。


『送ってくれるならタクシー代としてドリンクくらい奢るよ(笑)』

くす。
いつだってドリンクくらい奢ってくれるじゃない(笑)


『わんわん、ドリンクバーゲット!』

『時間的にチ/ン/コはゲット出来ないけどね(笑)』

『次の楽しみにとっとく(笑)』

『毎回楽しみにしてるくせに(笑)』

『ばれた?(笑)』

『モロばれ(笑)チ/ンコ写メ送って欲しがるくらいだしなあ(笑)』

『わんわん恥ずかしすぎる(笑)』


もう駅に着いてるご主人さま。

手持ち無沙汰なのかな、たくさんメールが返ってくる。

1時間ちょっとドリンクバーでお茶出来そう。

さっきまで会えないって諦めかけてたんだもん、充分すぎる。




『着いた(^-^)/』

そうメールしたら、すぐご主人さまがマックから出てきた。



ご主人さまと電話で話して、ご主人さまがこっちに来てるって知ったのは土曜日の午後5時すぎ。

ちょうど家具屋さんが帰った後で、これから娘を飲み会に送ってく、ってタイミングの時。

どう考えてもご主人さまと時間の約束なんて取り付けられないなーと思った。

ご主人さまも飲み会だし。

飲み会って時間読めないもん。

片方ならともかく、どっちも時間が読めない同士。

ダメだな…って納得して諦めるしか無いなぁ。






娘を送り届けて家に帰ってきてから、少し悩んだ。

一応…身支度しておこうかな…

でも悩んだだけで身支度なんて一個もしなかった。

シャワーも浴びなかったし、顔もスッピンのまんま。

娘を車で送ってく以外に外出の予定も無かったし、朝からずっとスッピンだったもん。



なんつーの?
駄目押ししたかったのかも。
会えない理由がたくさん欲しかったのかも。

時間のタイミングが合わない、だけじゃなくてね。
だって身支度もしてないもん。
スッピンだし、会うとか無理だもん。

ダメな理由がたくさんあればあるほど、気持ちが楽になる気がした。

諦めざるを得ないって思うしかないじゃん…みたいなー。

変なの。
自分の気持ちに言い訳するための行動をわざわざしてるんだ。





でも実際は全く逆で、ダメを増やすとどんどん泣きたい気持ちになってく。

ほんとに会えなくなっちゃうよ、ほんとに会えないよ、って。

変なの。

嘘もほんとも関係なく、事実として会えないのに。



よーするに、こころのどこかが諦めきれずにいるんだ。

往生際が悪い、って、こういうことを言うんだろう。

10時に娘から迎えに来てって連絡が入った。


往生際が悪い犬
往生際が悪い犬
『今から娘のお迎え(^-^)』
そうご主人さまにメールして願った。

わんわん、このお迎え済んだら体が空くよ、って言ってるのに気付いてね、ご主人さま。



車を走らせてたら携帯が鳴った。

『飲み終了』

ご主人さま、気が付いてくれた。

『駅で待ち合わせ?(笑)』

いいから、とか
アホか、とか
諦めなさい、とか

そんなお返事が来ちゃうかもだけど、そしたら『判ってるもん(笑)』って、ふざけて返せばいい。



でも何もお返事は来なかった。

気持ち悪くなってきた。

どうしたらいいかわかんないから、気持ち悪いんだ。

感情が出口を見付けられないから、アタマがぐるぐるしてるんだ。

突破口は1つ。

なんでもいいから、決めちまえばいい。
そうすりゃ落ちつくサ、きっと。



選択肢は、おそらく2つ。
アタマから布団被って寝ちゃうか、夜のお外に飛び出すか。

(ご主人さまを絡めるからぐるぐるするんだもん、ご主人さま抜きにしよっと)


ご主人さま抜きで深夜のドライブ片道1時間コース。

そう決めて車に飛び乗った。





だめ
すごい眠い(いきなりこんな書き出し…)



ご主人さまと会った時はもう夜中の0時ごろだったので、
お約束…って感じでファミレスでお茶して来ました。

帰る間際にまた写真が撮りたくなっておねだりしたです。

あのね、写真撮りたいから手をにぎらせてぇ~…みたいな(笑)


んー、と言ってご主人さまはテーブルの上に手を出してくれたんですけど、
人差し指1本だけがピンと伸びてる。



「…ゆび」

「ああ(笑)」

「…わんわん、ゆび1本だけ握るの?」

「1本(笑)」

「うん(笑)」


ご主人さまの人差し指だけ握って、ご主人さまにiPhone渡して「撮って(ニコ)」とおねだり。

指は1本だけしか出してくれないのに、わんわんのiPhone持って写真撮ってくれるご主人さま。






↑夜中の3時くらいにここまで書いて寝落ちしたみたいです(笑)

photo:01



ほら、人差し指だけ握ってる(笑)
食べかけのポテトはスルーして下さい。




「ちょっとこれ遠近感が(笑)」

「ん?なに?」

「大人と子どもくらい手の大きさが違う~(笑)」

「ああ、ほんとだ(笑)」


てゆか、指1本て(笑)




ちょっとだけ会えた~

鉄砲玉な性格で良かった(笑)




駄犬はしょせん駄犬。

我慢なんてしきれるはずも無く。


夜道は心細いけど大丈夫。

ご主人さま、「待つよ」って言ってくれたもん。


いま行くから待ってて