「それ検索できる?」
「うん…頼んでいい?」
ダッシュボードあたりにポイッて置いてあったわんわんのiPhoneを見てご主人さまが言ったから、そのままホイッて渡してしまった。
運転しながらご主人さまに操作方法を教えたりして(笑)
「やりづらいな」
「慣れよ(笑)わんわんが機種変した時に誤変換だらけでメールしてたりしたでしょ(笑)」
「こりゃ変換ミスするな(笑)」
ご主人さまが慣れないわんわんのiPhoneと悪戦苦闘しながら何か調べてる。
で、「ラッキー」って(笑)
「なあに?」
「部屋、空いてるよ(笑)」
「え?空室まで調べられるの?」
「◆◆はね(笑)サイトに空室情報あるの知ってたから」
「◆◆に行くの?」
「空いてるからね」
「わーい(^-^)」
◆◆っていうのは、ご主人さまと初めて行ったとこで、わんわんもご主人さまも1番お気に入りな感じのとこ。
ホテル難民なんて意地悪言いながらちゃんと調べてくれるご主人さま、かわゆすです(笑)
◆◆の駐車場に車を停めて建物に向かって歩いてる時に、もう1台車が入ってきた。
フロントのとこでパネルを見たら、空いてるお部屋は1つ。
そのお部屋にタッチして、ご主人さまとエレベーターに乗った。
「滑り込みセーフだったな」
「ん?」
「すぐ車が入って来てたろ(笑)」
「うん。気付いてた?(笑)」
「もちろん(笑)で、セーフ(笑)」
「ね~」
アウトな人には申し訳ないけど、けたけた笑いながらご主人さまにチュッてしてみた。
「なんだよ」って、ご主人さまも笑ってる。
笑いながらエレベーターから降りて、お部屋のドアを開けた。
「ただいまー」
「ただいまなの?(笑)ただいま~」
ご主人さま、ただいまだって。ただいま。
なんだか…嬉しいじゃない。なんかわかんないけども。
わんわんと一緒にお部屋のドアを開けて、ただいまだって。
なんか嬉しくて、鼻の奥が少しだけツンとした。
ホントは2人で帰れる場所なんかどこにもないけれども。
それをご主人さまが作ってくれたみたいな、わんわんには魔法の言葉だった。