髪切らないんだ~、なんて、ほわほわ幸せな気持ちを漂わせてたら
「あ、忘れた!」ってご主人さま。
「あ…社員証の」
「忘れた(笑)」
すぐに社員証ホルダーのことだって判った(笑)
首輪の代わりに、仕事中もずっと首から下げとく。
そう言っておねだりしてあったの(笑)
「そおかあ」(残念そうな犬)
「近くで100均探して買おう」
「え?ほんと?」
「ん(笑)」
ご主人さま、とっくに買って用意してくれてたのに、
持ってくるの忘れちゃったみたい。
後でパソコンで店を検索する、とか言ってる(笑)
(ホ/テルのお部屋にパソコンがあったから)
「風呂入るよ」
「うん(笑)」
ご主人さまはポイポイ服を脱いで、ちょうどパンツ一丁。
「わんわんその格好できない~」けらけら笑ってそう言うと。
「なんで?ああ、ノーパンか(笑)」
「あたりー(笑)」
ササッとミニスカートを脱いだら、その下にはもう何もないもん(笑)
「あ!忘れた」
「なに?」
「髪束ねるやつ~」
「そこにないの?」
「ビニールのキャップしかない~」
お風呂に入るときに髪を束ねるバレッタとかクリップとか、なんにも持ってない。
アメニティのシャワーキャップ…ださいからヤ(笑)
だって、ビニールのシャワーキャップ、色気ゼロだもん。
ご主人さまは先に湯舟に浸かってた。
わんわんは背中の真ん中くらいの髪をそのままお風呂に向かった。
「そのまま入るの?」
「うん」
「濡れちゃうよ」
「乾くもん、大丈夫」
心の中で(いつも髪を纏めててもびしょびしょよ)って思った(笑)
ご主人さまを跨ぐみたいにお腹の上にチョコンと座って、
半身浴くらいしかお湯に浸からなくても、毛先が湯舟にゆらゆらしてる。
そのままご主人さまのおヒゲを剃り剃り。
気になるのか、時々ご主人さまの指先がわんわんの毛先を弾いたりしてる。
「ヒゲ、昨日剃ったまま?」
「そうだよ」
「伸びるの速い?」
「普通だろ」
ショリショリ剃りながらお喋りしたり、ご主人さまに体を撫でられたり。
こころも体もこそばゆい。
ヒゲを剃り終えたら、さっきまでより少しご主人さまが若く見えた。