ビクってして、ぽわんとして、ウト…と目を開いた。
「寝てたでしょ(笑)」
「寝て…?うん…寝てた…かな?わかんない」
「寝てなさい」
「寝てないもん」
「寝かけてたよ(笑)」
寝てたって意識は無いけど、ビクって目を開いたんだから寝てたのかな。
でも、そんなに時間は経ってなさそう。
なんとなく身体の収まりが悪い…と思ったら、腰の下に枕が入ってた。
たぶん、途中でご主人さまが腰枕にしてくれたんだ。
わんわんが正常/位で腰枕するの好きなの、ご主人さまは知ってるから。
枕を身体の下から退けて、ご主人さまに擦り寄った。
なんだよ、って笑いながら、ご主人さまは腕枕で抱きしめてくれた。
きもちよくてすぐに意識がまどろんでしまう。
夢と現実の隙間をゆらゆら漂いだす。
そのまま夢のほうにズルズルと引っ張られて、いつの間にかホントに眠ってしまったみたいだ。
2時間くらい寝てたみたい。
また目が覚めたら、ご主人さまに「お?起きたな」って笑われた。
たぶんご主人さまも、わんわんが起きる少し前くらいまで眠ってたんだと思う。
お布団も被らないで眠ってしまってたから、
身体が少しひんやりしてた。
ご主人さまが立ち上がって、お風呂のほうに歩ってった。
「お風呂入るの?」
「冷えたから」
「わんわんも~」
ご主人さまの後からお風呂に向かうと、ご主人さまはもうお湯に浸かってた。
「頭洗わないと」
「え?ああ!わんわん洗わなかった!」
「ああ(笑)」
いつもはご主人さまの頭から洗い始めるのに、
うっかり背中から洗い始めて頭はすっかり忘れちゃった。
ごしごしご主人さまの髪を洗ってから、
向き合うみたいにしてご主人さまと湯舟に浸かった。
「うー」
「なに、変な声出して」
「へ?変な声出てた?」
「出てた」
「お風呂入った時のうなり声(笑)」
「ああ、そういう声か(笑)」
「うん(笑)」
えっ/ちぃ声ではありませんデシタ(笑)