お参りをしてから、ご主人さまに促されて裏手に回った。
そちらにも少し小さいお堂があって(呼び名が違っていたらスミマセン。不勉強です)
その2つを結ぶ直線がパワースポットになっている、とご主人さまに言われた。
「感じる人?」
「ん?」
「感じる人は、手をかざすと指先が熱くなるらしいよ」
「へえ」
手を開いてかざしてみたけど、特に何も感じない。
「…感じない」
「俺も(笑)」
「感じないけどパワーはあるはずー(笑)」
手を高く上げて、「パワー!」って声に出してみた。
指先は熱くならないけど、今のわたしにはパワーが必要なはず。
わたし…感じない人だけど
神様、少しでもパワーを下さい。
「こっちもお参りしてくんでしょ?」
「当然」
少しずつ
少しずつ
迷いが形になってゆく。
わたし、グチャグチャに迷ってる。
だったら、それでいいじゃないか。
何をお願いしたらいいのか、どうせ判らないんだから。
おさい銭を投げて頭を下げた。
かみさま
わたし、何をお願いしていいのかわかりません
だから、なんでもいいです
結果は、なんでもいいです
夫とのこと
ご主人さまとのこと
どうしたいのかも判らないから、なんでもいいです
どんな結果でもいいから
どうか、納得させて下さい
わたしが納得できるようにして下さい
どうか。
ああ、そっか。
さっきのこと。
神様は最初から判ってたんだ。
「お前、何を願えばいいか判らないんだな?よし、任せろ」
そう言ってくれてたんだ。
あー、そっかー。
なあんだ(笑)
「今度はちゃんとお願いしたか?」
「うん、ばっちりー」
「よし(笑)」
「えへへ」
「なんだよ(笑)」
「我慢してたの、一応(笑)」
お参りが済んだから、笑いながらご主人さまの手を握った。
我慢?そうなの?って、ご主人さまが笑ってる。
神様のためにお清めしたんだもん、と返事したら笑われた。
「さっきのは凄かったなあ」
「ねえ。あの時まで1回もめくれなかったのにね」
「完全に降りて来たな(笑)」
ろくすぽお願い出来てないけど。
なんだか少し、こころが軽くなった気がする。