ラ/ブホ/テルは水槽みたいだ
…なんて、いつだったか思ったことがある。
閉ざされた空間でゆらゆら水の中のように揺れて、もがいて。
息が苦しくて。
「なに」
「……」
「なんだよ」
「…すき」
「ああ(笑)」
「わたし…いつも困ってた」
「ん?困る?」
「…うん。○○さん、『好き』って言われるの好きじゃなさそうだったから」
「…ああ」
「だから、『なに?』って聞かれるの、困ってた」
「なにか言いたそうな顔するから」
「…どう返事していいか判らなくて、いつも困ってた」
「好きって言いたかったのか」
「…うん」
ショリショリショリ
湯舟に浸かったご主人さまのお腹の上に跨がるように座って、
いつもみたいにおヒゲを剃った。
「他の人もヒゲ剃りする?」
「しないよ(笑)」
「そうなの?…そっか」
「今、自分だけ…って思ったろ(笑)」
「思った(笑)でもわたしが特別だとは思わないよ」
「ん?」
「違うことで、その女性としかしない事もあるんだろうな~と思った」
「…んー…あるかも知れないけど…思い付かないなあ」
「うん(笑)剃れたよ」
おヒゲを剃り終えて、そのままご主人さまの身体に抱き着いてく。
顔を覗き込んで、キスをして、抱きしめて。
「…少し太った?」
「言われたあ!太った。3キロくらい。急に太ったの」
「あはは」
「デブは嫌?」
「デブじゃないだろ、普通くらいだよ。前は内臓が無いのかと思ってた(笑)」
「…やっぱり太ったのバレちゃったか…」
「判るよ。どれだけ裸を見てると思ってんの」
「…うん(笑)」
また抱き着いて、キスして。
ご主人さまは意地悪そうにわたしのお腹を摘んだりした。
「摘まないで(笑)」
「わはは」
「洗う?」
「ああ」
湯舟から上がって、ご主人さまはお風呂椅子に座る。
わんわんはご主人さまの髪をシャワーで濡らして洗ってゆく。
それから身体も洗ってゆく。
「他の人…」
「ん?」
「つるつるに剃った人、いた?」
「いないよ(笑)」
「ア/ナルセ/ックスは?」
「してないよ」
聞いたから何になるんだろう。
少しだけそう思ったけど、止まらなかった。
ご主人さまの身体を洗い終えてから、自分の身体も洗った。
また2人で湯舟に浸かった。
いつもはお風呂でもお口でさせて貰ってたけど、
この日はそのまま上がって、タオルを身体に巻き付けた。