激動 9砂浜 | 夢 出会い 魔性

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日記だったり思い出だったり願望だったり不倫だったり。




8時半くらいまでご主人さまと釣りをして、
そろそろ行くかって話になった。


遅くなると海水浴場の最寄り駐車場が混んじゃうから(笑)


「海なんて何年ぶりだろう」

「ん」

「あ、ほら、この前みたいに砂浜を歩く…とかは時々あるけど」


ゴールデンウイークにご主人さまのとこに来た時は、
砂浜をとことこ歩いてサーフィンしてる人を眺めたりした。


「毎年海水浴したりする?」

「いや、そうでもないかな」

「わんわん…たぶん…10年ぶりとか…それくらいかなー」

「海無し県だし(笑)」

「そーそー(笑)」


早めに移動したから、駐車場はまだ空いてた。

車を停めて、テントとマットと保冷バッグを抱えて砂浜まで歩いてく。

ご主人さまは穴場っぽい海水浴場を選んで連れて来てくれたので
私のイメージの海水浴よりなんだかのんびりした感じ。

ゴチャゴチャ混み合ったとこにしか行ったことが無かったのだ。



前の晩にご主人さまがドンキで買ってきてくれたテントを広げて、
2人で砂浜でそれを組み立てた。

中には、やっぱり前の晩に買ってきてくれたマットを敷いた。


「マット正解!」

「ん?」

「テントだけより全然気持ちい~」

「だな(笑)」


2人でテントに潜り込んで日焼け止めを塗った。

自分でぺたぺた。

背中はお互いにぺたぺた。

そんな他愛のないことが嬉しい。


「海いこ」

「まだ」

「えー」

「行ってきなよ」

「1人じゃヤダよ」

「まだ行かない」


ゴロンと転がったままのご主人さま。

子供でもないのに…ていうか、いい年した女が1人でワーイって海に入るの恥ずかしいじゃないか~~


「いこ」

「まだ」

「なんでー」

「爪切ってから」

「はあ?」


明らかに乗り気じゃないご主人さま。

自分の足の爪が伸びてるから嫌だ、とか、意味不明なこと言い出した(笑)


「爪、カンケーないじゃん(笑)」

「切る」

「じゃ、わんわんが切ってあげる(笑)」

「マジ?(笑)」

「うん?」

「よろしく」

「うん…って、なんで爪切り持ってんの!(爆笑)」


ご主人さまが爪切りを出したからホントに爆笑してしまった。

家を出る時に足の爪が伸びてるなあ…と思って、爪切り持って出たんだって(笑)



ご主人さまの足の前にチョコンと座って、足の爪を切ってった。

人の足の爪なんて切らないから、ちょっとだけドキドキする。


「もっとバチバチ切っていいよ」

「こわいの!」

「なんで」

「痛そうで」

「爪は痛くないだろ(笑)」

「変なとこ切ったり深爪したりしそうなの~」

「そんな真剣な顔しなくて大丈夫だよ(笑)」


むむむって顔で爪を切るわんわん。
笑って爪を切られてるご主人さま。

風通し良くするために、テントは両側が切ってある。
スースー気持ちいい。
海の匂いも気持ちいい。


「切れた」

「ん、まあまあ(笑)」

「えへへ」

「まったく、いつも楽しそうだ(笑)」

「いこ」

「はいはい(笑)」



やっとご主人さまの重い腰が上がった。