ご主人さまと犬の、とある週末【23】またね(おしまい) | 夢 出会い 魔性

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日記だったり思い出だったり願望だったり不倫だったり。




ボーリングしてからファミレスで軽くご飯。

…ゆうべと同じガスト(笑)

ゆうべはここでグチャグチャな気持ちになって、
ひたすら泣くのを我慢してた。

その同じお店で、同じ人が目の前にいて、
穏やかな気持ちで楽しくお喋りしてる。

変なの(笑)

グチャグチャな昨日も穏やかな今日も変わらずにご主人さまがすきだ。

変なの(笑)


「帰りに富士山が見えたら写メしてね」

「見えたらね(笑)」


富士山は口実で(ホントに富士山は好きだけど)
ただご主人さまからメールが欲しいだけ。



いつもお別れ間際は泣きたい気持ちでいっぱいになってしまうのに、
この日は不思議なくらいそれが無かった。

きっと前の日に、泣きたい気持ちは使い切ってしまったんだ。

駐車場で車に乗り込むご主人さまを眺めてて、
自分の車に乗れって言われても生返事してた。

ご主人さまの車が動き出して駐車場から出てゆくまで、
ぶんぶん手を振りながらお見送りした。

ご主人さまの車が駐車場から出て行ってしまったら、
はふって小さくため息が零れた。

まるで寂しくない、ってわけにはいかないや。


ちょびっと俯いて自分の車に乗り込んだ。

駐車場から大きな国道に出たら、次の信号でご主人さまが右折待ちしてた。

わんわんの車に気付いたご主人さまが手を振ってくれてる。

またぶんぶん手を振りながら、
右折のご主人さまの脇を直進で走って過ぎた。






2時間くらい経ってからご主人さまからのメールを受信。


『暗くて見えなかった』

『残念(笑)』


欲しかったのは富士山の写メじゃなくてご主人さまからのメール。

だからホントは残念じゃないの。

おねだり覚えててくれてありがとう。

またね。


またね、ご主人さま



おしまい。