「他の女の話しはするなって?」
ずいぶん前にご主人さまにそう言われて、ぶんぶん首を縦に振ったことを思い出した。
ご主人さまと初めて会った時に、ご主人さまには他に彼女が2人いるって言ってた。
その時はスルンと聞き流してた。
ご主人さまのこと好きでもなんでも無かったから。
ご主人さまのことを好きになってしまってから、
きっとわんわんは他の女性の話しが出ると辛そうな表情になったのだと思う。
自分では気付かなかったけどね(笑)
たぶん、辛そうな悲しそうな顔をしていたのだ。
そのわんわんを見て、ご主人さまが言った。
「他の女の話しはするなって?」
こくこく頷きながら、ああ、他の女性のこと聞きたく無かったんだあ…って自覚した。
今はご主人さまに他に女性がいるのかどうか知らない。
他の女性にもわんわんと同じことするの?
なんて考えたら、お腹がギュッと痛くなる。
でも、わんわんの『好き』はきっと変わらない。
お腹が痛くなっても、好きな気持ちは変えようがないもの。
だからね、だから。
『ワンワンだけで十分』は、すごく嬉しかった。
(ワンワンだけが居れば十分だよ)って意味じゃなくても構わない。
(ワンワンで手いっぱいだ、まったく)って意味でいい。
いっぱいいっぱいって、そーゆーことでしょう。
わんわんは、ご主人さまのいっぱいいっぱいでありたい。
手を焼かせる駄犬のままでいたい。
ずっと
ずっと。