懲りずに妄想する犬【4】 | 夢 出会い 魔性

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日記だったり思い出だったり願望だったり不倫だったり。




ご主人さまの手の中には、ロ/ーターのリモコンがすっぽり収まっている。


「あっ!」

「ああ、ちゃんと動いてるね」


アクセサリーでぴったり閉じられた身体の内側で、
小さめタマゴがブーンとモーター音をたてた。

反応した身体が椅子の上でギクリと動き、
M字に座面に乗せていた足が椅子から床に滑り落ちる。


「出掛けるよ」


リモコンを握った手をコートのポケットに突っ込み、
もう片方の手でご主人さまがわんわんのコートを放って寄越した。


「…おでかけ?」

このままで?

「そ。」

何を当たり前のことを。
そんな声色のご主人さま。


放って寄越されたコートを身体から除けて、さっき脱いだシャツに手を伸ばす。


「なに」

「え?」

「ちゃんとコート渡したでしょ」


……ああ、コート以外は身につけては駄目ってこと。

乳/首と下のお口に恥ずかしいアクセサリーを着けて、
全/裸/コートでお出かけするよって、そういうことだ。


「早く」

完全に面白がった口調のご主人さま。

コートのポケットの中の手が時々動いてる。

「…ロ/ーターが…あ、んんっ」

その度に足どりがヨロ…と、覚束なくなってしまう。

「置いてくぞ」

もたもたコートの袖に腕を通すわんわんをニヤニヤ笑いで眺めているご主人さま。

「着れた」

「着れたな(笑)」

もう靴を履いていたご主人さまに追い縋って、腕を絡めた。

絡めていないほうの手の平が、わんわんの髪をくしゅくしゅと掻き回す。

「ぐしゃぐしゃだぞ(笑)」

ご主人さまがやったのに。

「うん、わんわんぐしゃぐしゃ」

ちょっと背伸びをしてキスをせがんだら、
また髪をくしゅくしゅに掻き回された。

その手を腰に廻して抱き寄せるようにしながら、
ご主人さまの口唇がわんわんに降って来た。

ご主人さまに支えられてる腰のところから、ポキンと折れてしまいたいなあ…と思った。