甘やかされ犬【15】すき | 夢 出会い 魔性

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日記だったり思い出だったり願望だったり不倫だったり。




「いつもだいたいダメダメって言うなあ」

「うー」

「とけちゃう~、も(笑)」

「知らないもん」

「溶けるって、どんな感じ?」

「溶けるは…溶けるよ。ドロドロって」

「はは」

「溶けてベッドに染み込んじゃうかも~」

「でかい染みになるなあ(笑)」


溶けるは、身体も心もぐちゃぐちゃになって、自分じゃなくなるみたいな感じ。

気持ちいいしかなくなって、身体の全部がご主人さましか感じなくなってるみたい。

そんな感じ、かなあ。


「まあ、とけるって言ってないみたいだし(笑)」

「うん(笑)」

「じゃあ禁止ね」

「ん?」

「とける禁止。言ったら止めるから」

「えーー」


ご主人さま面白がってる。
それから、まあ覚えてないんじゃ禁止しても無理か、って言って笑ってる。

言葉でじゃれてるみたいでくすぐったい。

指を絡めて手を繋いだり、ご主人さまの胸のあたりに頬っぺたをすりすりしたりした。


「んふふ」

「なんだよ」

「…き」

「え?」

「すき」

「好きかあ」

「うん」


言った!って思った。
言ったこと無かったから。

ああ違う。
1度しか言ったこと無かったから。

前にご主人さまに、名前を呼んで欲しいとせがんだ時に、
○子、好きだよって言ってくれた。

その時にお返事で、好きよって言ったきり。


好きって、たった2文字の言葉なのに、死にそうにどきどきするなあ…って思った。



わんわんがご主人さまにすりすりしてじゃれてるみたいに、
ご主人さまもわんわんの身体をなぜたりしてくれてる。


胸の少し上を、ご主人さまの人差し指が何度か摩った気がした。

おっ/ぱいを弄ぶのとは違う。


「?」

「入れ墨」

「うん」


ご主人さまを好きだと認識してから、胸の上に彫った蝶の入れ墨。

ご主人さまはそこをなぜてくれてたんだ。

深い意味は無いと思うけど、なんだかすごく嬉しかった。

わんわんにとって、ご主人さまの飼い犬の印しだから。


嬉しくなって、しっぽバタバタする代わりにキスをした。

「キス好きだなあ」

ご主人さまが少し呆れ気味に笑ってる。

「うん、すき」


ご主人さま、ちょびっとハズレ。
キスが好きなんじゃなくて、ご主人さまとするキスが好きなんだから。




いっぱいキスしてすりすりしてじゃれついて抱きしめあって


ご主人さまの手が、濡れた場所にあるのを感じた。