「まだオーダー出来ないの?」
「…う」
「いったね」
「……」
ご主人さまの言葉が霞の向こうから聞こえるみたいだ。
頭がボッとして、気の利いた言葉が出てこない。
何を言われてもコクコクと頷いていた気がする。
「可哀相なテレビ」
「……う、」
「早くオーダーしてあげなよ」
「う…ん、…」
モヤッとした頭のまま、コーラのナンバーを入力した。
「やっぱりコーラだ」
ご主人さまが笑ってる。
笑いながら、まだソファの上でくたっとしてる私の足の間に身体を滑り込ませてきた。
スカートなんておへそのあたりまで捲れ上がってる。
明るい部屋で両足を大きく開かれて、その間にご主人さまが顔を埋めた。
「あーッ、ああん、んっ」
まだジリジリ痺れてる場所をご主人さまの舌が這ってる。
浮き上がる腰をご主人さまの手が支えてくれてる。
だめ
だめ
両足をばたばたさせながら、簡単にいってしまいそう。
ご主人さまの舌の動きに合わせて腰が揺れてしまう。
自分の声じゃないみたいな、甘ったるい女の声が私を煽るの。
自分の声に煽られてるの。
きもちいい
すごくきもちいい
ああわたし
またいってしまう
ご主人さまの頭に足を絡めるようにして、いってしまいそう
いい、いいって叫びながらいってしまった。
自分の呼吸の音が耳障り。
まるで風邪でも引いてるみたい。
ゼーハー、ゼーハーって聞こえる。
「すごいね」
「……」
「そんなにいいんだ」
ご主人さまはソファに座り直してジーンズを緩めてる。
いや
むり
むりです
ゼーハーが邪魔で言葉が出ない。
(出てもきっと、聴き入れてもらえない)
引き起こされて腰を捕まれて、ご主人さまを跨ぐように腰を下ろさせられた。
「やあああっ、いやっ、やっ」
「なんで」
「きもちっ、いっ」
「気持ちいいのに嫌なんだ」
「あああああ」
声が止まらない。
ご主人さまに背中を向けて、ご主人さまに跨がったまま
ガラスのテーブルに両手を着いて身体を支えた。
身体の内側が気持ちよくて気持ちよくて、きゅうきゅうとご主人さまを締め付けてる。
イヤイヤって駄々っ子みたいに頭を振りながらいってしまった。
入ってくる感覚が気持ちよくて、いつも全然堪えられない。