夜にブッ飛ばせ | 夢 出会い 魔性

夢 出会い 魔性

日記だったり思い出だったり願望だったり不倫だったり。



ご主人さまのお部屋までは90㌔離れてた。

わんわんはいつも夜遅くに車を飛ばしてた。

わんわんは埼玉。
ご主人さまは千葉。

『千葉県』という表示板の下を通る時、いつも
「こんにちはー!千葉県!」
と独り言を言ってた。

ご主人さまが住んでる市まで○㌔って表示が出ると、嬉しくなって
「あと○㌔だー」
と独り言を言った。

時々は「…遠いなあ」なんて、しょんぼり呟きながら運転した。

夜のドライブの友達はDOUBLEとm-floだ。

DOUBLEのDriving All Nightをカーステレオに合わせて歌った。

車の中で大声で歌うのは気持ちいい。

いい加減な英語で一人で歌いながら走った。

途中から、やけに何も無い道になる。

お店が全然無くて、コンビニも無くて、少し心細い。

大きなガソリンスタンドとコンビニが見えると嬉しくなった。

ご主人さまのおうちが近くなって来てるからだ。

大きなショッピングセンターの角を右に曲がって走り続けた。

ここはもう、ご主人さまが住んでいる市だ。



何回も何回も走った道。

寄るコンビニまで決まってた道。



マタハシリタイナー