毎回エソを捌いて骨を取っているけど、1匹のエソと一体どれくらいの時間向き合っているのだろうか?

 

また、一体どのやり方が効率よく肉に出来るだろうか?

 

前回エソがたくさん釣れたこともあって、そんな疑問から捌き方別のタイムアタックをしてみることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①.スタンダードスタイル(3枚に下ろして骨抜きで全ての骨を取る)

 

 

 

頭を落とすところからスタートし、大名おろしで3枚に下ろし、両面合わせて160本ともなる骨を地道に抜いて行くやり方です。

 

 

果たして、いつもおこなっている地獄の骨抜きは、どれだけ自分の時間を奪っているのか。

 

ここで明らかになるわけです。

 

Ready Go!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果:11分13秒

 

思ってたほど時間が掛かってないな、という感想です。

 

この時間で子供たち4人分の夕食を確保出来ると考えると、そんなに効率が悪くもないような気がします。

 

ちなみに右上のおにぎり柄の茶碗は、骨抜き洗いの水です。

 

やった方は おわかりになると思いますが、途中から骨抜きがエソの肉と脂でメチャメチャ滑って、骨が掴めなくなってくるのです。

 

それを素早く洗う水です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②.youtube発、今話題の荒技(肉をぶっ叩いて骨を取る)

 

 

いわゆる、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうやって、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうやるやつです。

 

このやり方が効率的だったら、今後これ以降はこのやり方になると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなウチのエソ活の運命の分かれ目ともなる、このやり方。

 

さて、どうなるでしょうか?

 

Ready Go!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果:19分44秒

 

めっちゃ時間がかかったぞ。

 

というのも、このやり方は基本全ての骨が綺麗に取れるわけではないので、後から追加で骨抜きをすることになります。

 

小さいエソでしたら小骨が気にならないので、そのまま料理に使えるのですが、宇和海のエソはデカイので、そうも行きません。

 

麺棒で叩いて中骨を取った後、ほぼ全ての骨を抜かなきゃいけなかったので、この時間になりました。

 

しかも通常のやり方と比べても、余計に肉がグズグズで、みすぼらしい感じに。

 

このやり方ですら、地獄の骨抜きからの脱却は出来なかったわけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③.日本古来の技巧(骨切り)

 

そういえばハモは、その凶悪な数の骨を細かく断ち切って調理に使うと聞く。

 

だったらエソでそれをやってもいいんじゃないか?

 

そこから着想を得て、やってみることにしました。

 

 

さて、エソでの骨切りは初となりますが、その結果は?

 

Ready Go!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果:7分56秒

 

これは早い!

 

通常の骨取りよりも3分以上縮めることが出来た。

 

1~2mm間隔でザクザク骨を切って行くので、なかなか悠長やり方だなぁと思っていたんですが、骨を全部取るよりは全然早いという結果にビックリです。

 

素人が、なまくら包丁で切ったものでも この早さなので、達人級になると、この半分以下の時間で完結するんだろうな。

 

ただ問題もあって、肉がどの捌き方よりもグズります。

 

皮から離れちゃってるやつもいっぱい…

 

だから焼き網に乗せてグリルに入れると、間からこぼれ落ちそうなので、出来ないですね。

 

ソテーにするんだったら、このやり方は全然ありです。

 

 

 

 

 

 

総評

 

焼き魚にするなら①、

小さいエソに限定するなら②、

ソテーにするなら③、

 

となりました。

 

どの捌き方も適材適所なんですね。

 

 

 

 

骨切りしたやつはレモンと醤油でさっぱりとソテーしました。

 

これなら身もまとめられるので、問題ありません。

 

驚くほど骨の感じもありません。

 

エソは美味しい魚です。