これに悩まされる人....
世の中にいったいどれぐらいいるんだろか。
自分も、かつて悩まされたひとり。
忘れもしない高校2年の最終日。
うちの高校は、やたら補修授業や学力テストが多くて、学校が進学に向けて全面的にサポートしてる感じだった。
だから塾いらずって周りから言われてた。
それで、春休みに学力テストがあった。
いつも通り、もくもくとみんなテストに集中してて、教室は静まりかえっていた。
自分の席は1番前。
その日は、朝からお腹の調子が悪かったのかもしれない。いま思えば...
テストも終盤にさしかかったところ。
静かな教室で、
突然、私のお腹が鳴った。
言葉で表すのは難しいけど、
お腹が空いてなるのとは違う。
とにかく、
醜い、
醜い、 音。
鳴った後に、周囲の空気が一瞬変わったのは、分かった。
テスト中だから、
周囲に目をやることも出来ず、
一番前の席で、後方の様子なんて分かるはずもないのだけれど、
その瞬間から、私のなかで、何かが崩れたんだと思う。
鼻を啜る音。
椅子がズレる音。
咳払い。
テスト中に聞こえる音が全て、
自分のお腹が鳴ったことへの嘲笑いに聞こえ、
後のみんなの視線が自分に突き刺さってる気がして、
また鳴ったらどうしよう。
恥ずかしい。
恥ずかしい。
そんな事ばかりに気にして、
緊張して、冷や汗が止まらない。
そして、
自分のお腹は正直で、、
悪い期待に答えてくれたんだ。
また。
なんとか鳴るタイミングに合わせて咳とかして誤魔化せないか、やってみたけど、タイミングが合わない。
そのうちお腹が痛くなり、トイレに行きたくなる。
もう少し、
あともう少しでテストが終わる。
早く。
早く。
この場から逃げ出したい。
これが、
自分の過敏性腸症候群の、
腹鳴りの始まりだった。
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