(2日ぶりに、このテーマの連載の続きです。前回は、不可解な成り行きで、会計担当者が、突然に学会を退会してしまったという経緯を書きました。)

https://ameblo.jp/slapp-nyan/page-3.html

 

 ともあれ、会計担当者が不在であれば、会務に多大な支障を来す。

 他の対策としては、業務委託が考えられるが、多額の費用がかかる。

 そこで会員管理業務を委託する大学生協学会支援センター(「事務局」)担当者と相談の上、家計簿水準の帳票に留めることとした。

 

 筆者の会計担当は飽くまでも暫定的に金銭出納簿を付ける水準でやり過ごし、次期新体制となってから、適正な会計監理へと移行して貰うことを期待していた。

 そこで2014年度に入っての作業では、帳票は作成せず、費目別の領収書の分類記帳にとどめていた。

 領収書類は、量的に極めて少なく、素人目にも、1、2時間あれば、帳簿記載可能と思われた。後任の事務局長となった杉野麗子(仮名)には、帳票類の送り状送付後の2013年8月27日の電子メールで、以下のように伝えた。

 

(20期運営委員会メーリングリスト #2636)

これにて、[会計に関する]全ての物理的資料および質的引継ぎは終了した、と戸田は認識しております。以後につきましては、お引き渡し書類中の疑問点などをお知らせくださいましたら、逐次ご回答致します。

 

 その後、杉野からの会計資料についての問合せはなく、会計担当が専任されるのか、それが、誰であるのかも伝えられなかった。

 

 そして、8.10総会後最初の機関紙CP-176号p2の「21期体制」、にも、会計担当者の氏名は見当たらなかった。

  すなわち、本学会の資産監理と出納を司る職責者が誰であるのかは明かにされていなかった。

 

 ところが、会計の担当者であるXがこの2014年度総会議案書の分担担当者として、突然、顕われた。

 少なくとも、第2号議案と第3号議案の説明文を、個人的所感の体裁で、書き綴っている。その者は、文責者としての名前は明らかにはしない。Xは自らの記述に、事実の歪曲と、不誠実な憶測を籠めたとの自覚があり、20期退任委員が名誉を損なわれた等と抗議してくる可能性に対する用意周到な予防線であろうか。

 

関わると不都合な者を「相手にしない」、無視と黙殺を当初から貫くために。

 

 筆者は、「2014年度議案書」を受け取り、ただちに大学生協学会支援センターの馴染みの担当者に、決算案説明の文責者を問合せた。

 

 これには前段がある。

 2013年9月以降、「21期」執行部と一般会員との取次ぎを行っていたのが、学会支援センター(事務委託業者)の担当者であった。委託管理担当者を差出人とする、引継ぎ会計資料に関する問合せを、筆者は一度のみ受取り、すぐに応え返した。

 だが、筆者が在任当時、懇切に相談を受け付けてくれ、サポートしてくれていた学会支援センター担当者までもが、筆者のその後三度に渡る問い合わせに回答をしなかった。

 

 そして、2013年9月27日の浅山(仮名)との会合の際にようやく、Xが誰であったかを浅山の口から告げられた。

https://ameblo.jp/slapp-nyan/entry-12302770610.html

(つづく)

 

 

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