WMD-DT1(SONY)~唯一無二のDATウォークマン | A.V.C 64(Series181)

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今回は、超久しぶりにオーディオ機器関係の記事を書きます。

昨年9月に発売された「ステレオ時代 Vol.19」というムック本の特集に「日本の技術力を結集したDATの魅力」という記事があり、機会をみてDATについて書きたいと思っていたのですが、なかなか筆が進まず半年も経ってしまいました。

書くにあたって表紙に載っていたWMD-DT1(SONY)の現物を引っ張り出して聴いてみたところしっかり稼働しました!

 

ちなみにDATとは「DIGITAL AUDIO TAPE」のことで、SONYが主導して開発したある意味で究極のカセットテープと言っても過言ではないと思います。

16Bit/32・44・48KHzでデジタル録音できるDATは、1987年の発売時には著作権問題からCDからのデジタル録音(16Bit/44KHz)ができませんでした。

1990年にSCMS(Serial Copy Management System:所謂コピーワンス)規格が定められるとCDコピーが可能となりこれから普及して行くかなと思ったら、暫くするとMDが発売されたり、PCでCDリッピングが簡単にできるようになって民生用デジタル録音機としての役割は終わってしまいました。

ただ、当時のCDの音に満足していなかった自分は、レコードを自分の好きなカートリッジ(レコード針のことです。)を使って16Bit/48KHzで録音することで、DATの音の良さを満喫していました。

一言で言うとCD企画の16Bit/44KHzより16Bit/48KHzの方が数値の差以上に音が良かったのです。

これはオーディオ好きの同僚とも意見が一致していました。

 

DATの説明が長くなりましたが、WMD-DT1は1993年に発売された唯一無二のDATウォークマンです。

何が唯一無二かというと、再生専用のDATウォークマンはこのモデルが最初で最後だったということです。(録音可能なDATウォークマンは数機種発売されています。)

イヤホン端子はSONY独自?(自分は他に知りません。)のステレオミニミニプラグ、これをミニプラグに変換するアダプターも持っています。(本体にはミニプラグの端子もあります。)

 

あと、自分は詳しくないのですが、「新世紀エヴァンゲリオン」の主人公である碇シンジが、このモデルにそっくりなウォークマンを使用していたということでアニメファンの間でWMD-DT1は有名らしいです。

 

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