四国犬が悪いんじゃない。 | 家庭犬のしつけインストラクター井原亮のひとりごと

家庭犬のしつけインストラクター井原亮のひとりごと

このブログは『家庭犬専門の施設SkyWan! Dog Schoolの公式ブログ』として使用しておりましたが、2024年の飛行機事故をきっかけに、感じたこと、さまざまな報告などのブログとして復活致します。

なんとも複雑な心境です。

 

トイプーちゃんのこと、噛まれてしまった方々のこと、飼い主のことを考えると軽い発言はできませんが、犬は噛むんです。

だから、ちゃんと管理しないといけない。

 

躾をしないといけない、ということではなく「管理」しないといけない。

と、思います。

もちろん飼い主だってこんなこと望んでいないし狙ってできることでもないのでとても苦しいと思います。

 

逃げないように、管理は物理的、しつけは精神的なものです。

どちらが人と犬を救えるか考えた時に圧倒的に、管理です。

しつけは時間をかて行うものですから、まずは管理。管理しながら躾を教えていく。

しつけに終わりはありません。

人間だって、犬だって同じように、その日の環境で精神的なものは変化します。

 

今回のことを防ぐ手段があったとするならば、毎日のチェックでしょう。

どんなに性格のいい子でも、しつけの行き届いた子でも、パニックになってしまえば起きてしまう事です。

 

犬を理解する為にしつけを習慣に、徹底した管理をする事が大事です。

 

この仕事をしていると、噛まれて亡くなったわんちゃんの話をたくさん聞きます。

散歩中に噛まれて振り回されて亡くなった近所のパピヨンちゃん、ドッグランで追いかけ回されて隙間から逃げて道路に出てなくなったチワワちゃんなど、もっと酷い話もたくさんあります。

 

犬を飼うことは、慢心することなく日々注意し続けることだと思います。

管理としつけをお伝えしていくことが、われわれしつけインストラクターの役割なんだと再認識しています。

 

噛まれてしまった方々の1日も早い回復とトイプーちゃんのご冥福をお祈りいたします。