またしても起きてしまった、口傷事故。
と、数ヶ月前にも書いた。
犬が悪いのか、飼い主が悪いのか。
いつも考えてしまう。
答えは決まって「飼い主」と頭の中では、そう答えを導いてまう。
犬は元来危険を知らせる事が重宝されて人間と暮らすようになった。
危険が迫れば吠えて知らせる。そして、食事をもらう。
その関係を続けた結果、庭につないだり放し飼いにして家を守ってきた。
それが使命だったとも言える。
今この瞬間にそれを考えると、その飼い方はほとんどの人が求めていないし、目指していない。
そう、ほとんどの人が。
まだまだ、そういう用途でそういった飼い方をしている方がいるのも事実です。
その飼い方をしていれば、守るべき場所の近くを通った人間を追い払おうとする事も自然であるとも言えます。
もちろん、今回の事故も起きてはいけなかったし、防げた事であると思います。
じゃあどうやって防ぐのか。
非常に難しい問題だと思いますが、飼い方(しつけやお世話という意味をふくみます。)を地域や自治体などで統一して知識や情報を共有していく事が必要ではないでしょうか。
地域や自治体が難しいならマンションや同じ番地といった集合体でもかまわないと思います。
その飼い方をしていればいずれ問題が起きてしまうかもしれない、逃げてしまうかもしれない。
といった、「かもしれない」を共有する事ができれば、事故も犬も守れると思うのです。
まぁ、いろいろな問題があり簡単にできる事ではないと思います。
少しずつでも、そういった事を進めていかなければいけないのではないのでしょうか。
中型犬、大型犬だからといってニュースに取り上げるのではなく、もっと全体的に見ればチワワやトイプードル・・・小型犬だって噛みます。
「大きい」から問題ではないのです。
噛むことのできる状況をそのままにしてしまう事が、大問題なのです。
きっと、きっと犬たちは、私たち人間の意識が変わる事を待っていると思います。
今までも、これからも。