バレーボールネーションズリーグ(VNL)は6月18日、フィリピンのマニラで男子予選ラウンド第3週が開幕する。世界ランキング3位の日本代表は初戦のカナダ代表(同12位)をはじめ、ランキングでは格下チームとの負けられない戦いが続く。 

  パリ五輪には12チームが出場。予選3グループの組み分けは、4つのポットごとに行なわれ、ポット1は開催国(フランス)がA組、世界ランク1位がB組、同2位がC組。

ランキング順でポット2以降が決まり、各ポット内でA~Cの組に分けられる。

 

そのため、予選突破へ向けてはポット2までに組み込まれる世界ランク5位以内に入り、強豪との対戦をなるべく避けることが大切になってくる。日本としては、なんとしても5位以内を死守したいところだ。  

 

世界ランクは現在開催中のVNLの対戦結果次第で大きく変動する。

また、格上のチームが格下のチームに勝っても世界ランクポイントの上り幅は少ない一方、負けると大きくポイントを落とす方式をとっているため、格下相手に敗戦することは世界ランク、ひいてはパリ五輪の組み分けを考えると大きくマイナスになる。  

日本は現在世界ランク3位。第3週は初戦のカナダが同12位で、日本が仮にストレート勝利しても4.67しか増えないにもかかわらず、ストレート負けを喫するとー15.33で同6位へと一気に順位を下げてしまう。  

 

そして第2戦のオランダも世界ランク13位、第3戦のフランスは7位、最終戦のアメリカは5位といずれも格下となっており、一戦も落とせない試合が続く。

日本代表を背負う石川祐希(左)と髙橋藍。

以下、世界ランク一覧。

 1 ポーランド(410.36) 

 2 イタリア(369.30)

 3 日本(348.41) 

 4 ブラジル(342.82) 

 5 アメリカ(338.77) 

 6 スロベニア(335.03) 

 7 フランス(322.56) 

 8 アルゼンチン(302.36) 

 9 セルビア(251.55) 

10 キューバ(250.64)