希少クモ「ツシマトリノフンダマシ」親子が岐阜県内初発見か
岐阜県各務原市各務車洞の各務野自然遺産の森で、希少種のクモ「ツシマトリノフンダマシ」が確認された。赤と黒色のテントウムシのような模様で、岐阜聖徳学園大(岐阜市)の川上紳一教授は「これまで県内で見つかったという報告はない」と話している。 鳥のふんのような見た目のクモ「トリノフンダマシ」の一種で、長崎県対馬で発見されたことからこの名前が付いた。本州南部や九州などで数例見つかっており、愛知県では絶滅危惧2類に指定されている。 川上教授が講師を務める自然体験教室で5月、芝生の上にいるところを参加者の親子が見つけた。川上教授は「日中は葉の裏に隠れているので見つけにくい。注意して探せば発見例が増えるのでは」と話した。各務原市内で確認されたツシマトリノフンダマシ