2024年のMLB開幕戦、パドレス対ドジャースが20日、メジャー史上初となる韓国・ソウルで開催される。パドレスの開幕投手を務めるダルビッシュ有(37)とドジャースの大谷翔平(29)は初対戦。夢の対決がついに実現する。

 

 日本ハムに同時に在籍した期間はないが、同じ背番号「11」を背負った二人。2023年のWBCでは侍ジャパンで共にチームをけん引した。

大谷は「小さい頃から見てきた大好きな投手ですし目標にしてきたような方。WBCでも一緒にやらせてもらって、一緒に練習もさせてもらったり良くしてもらっているので、個人的に楽しみ。

ここまで対戦がなかったので、ここまで思い入れがあるので楽しみ 」と対戦を心待ちにしている。

 

一方のダルビッシュは「今回は敵として戦うので、ちゃんと勉強して私情を入れずに1人の打者としてしっかり対戦したい」と話し、大谷攻略に余念がない。 

大谷は、開幕までに50打席立つことを目安に調整を進めてきたが、(ライブBP、オープン戦など)42打席で開幕を迎える。オープン戦の成績は22打数11安打、打率.500、2本塁打、9打点と好調だが、メジャー6年間のシーズン最初の試合成績は25打数4安打で打率.160、0本塁打、1打点。決して結果を残しているとは言えない。

 

 日米通算200勝まであと4勝のダルビッシュは、日本人投手としては最長となるメジャー13年目を迎えた。

2年ぶり4度目の開幕投手は、ヤンキース時代の田中将大(35)と並び日本人選手最多タイ。

さらに日本人投手としては最年長での大役だ。過去3度の登板(2017年、2021年、2022年)はいずれも勝ち敗けがついていない。

史上初の韓国開催には「すごく好きな国なので、韓国のファンの前で投げられることはすごくうれしい。その相手がドジャースなのでそれもすごくうれしく思います」と笑顔を見せる。

 

一方の大谷も「特殊な開幕なので。韓国でやるっていうのも特殊ですし、新しいチームでするのも初めて。楽しみの度合いとはまた違う楽しみがあるんじゃないかな」と話す。