コロナ後、海外旅行に行きたいと思っても「航空券が高い」と感じる人は少なくないだろう。こうしたなか、サービスでも評価の高いシンガポール航空が5日間期間限定のセールを発表した。航空券ウォッチ歴30年以上の筆者でも、かつて見たことがない低価格の行き先もある。さっそくその内容を紹介したい。 

【LOVE SQ TABI割】 予約期間:2024年1月25日 10時00分~1月29日 23時59分 設定期間(旅行開始日):2024年4月1日~2024年9月30日 対象運賃:ビジネスライト(予約クラス:D)、プレミアムエコノミーライトクラス(予約クラス:R)、エコノミーライト(予約クラス:V・K) 旅程種別:往復のみ 出発地:成田、羽田、中部、関西、福岡 目的地:シンガポール、ロサンゼルス、クアラルンプール、ペナン、バンコク、プーケット、デンパサール(バリ島)、シェムリアップ、ホーチミン、ハノイ、マレ、ヨハネスブルグ、ケープタウン、コロンボ、アデレード、ブリスベン、メルボルン、シドニー、パース、ケアンズ、ダーウィン 割引率:シンガポール航空のモバイルアプリ経由の予約(プロモーションコード「APPWARI」)の場合は、最大34%引き、同社のサイト経由の場合は最大29%引きとなる。

史上最安値といえる南アフリカ行き

 セールの対象はシンガポール航空が就航する世界の全都市となるが、なかでも安いのは以下の3つだ。もちろん燃油サーチャージが別途かかるようなこともない。 ・日本発東南アジア往復エコノミークラス:4万9970円~ ・日本発東南アジア往復ビジネスクラス:14万9690円~ ・日本発南アフリカ共和国往復エコノミークラス:8万10円~  特に注目したいのは「南アフリカ共和国往復」だ。同社が就航しているのはヨハネスブルク・ケープタウンとなる。通常は往復総額12万円程度。現状のアフリカ行きの航空券としては、それでもほぼ底値に近く、日本からヨーロッパ往復よりも安いが、今回のセール運賃はそれを大幅に下回る。

 

 筆者は1990年代から継続的に国際線の航空券をウォッチしているが、1990年代初頭にアエロフロートが短期間、ナイロビなどへの往復が6万円台後半という航空券を出し、2010年代後半にエチオピア航空がタンザニアのキリマンジャロへ6万円台の航空券を販売した以外、これほど低価格のサハラ以南へのアフリカ行き航空券をみたことがない。アフリカ南部行きの航空券としては史上最安値ではないだろうか。しかも、サービスに定評があるシンガポール航空。長距離のフライトにはなるが、ある程度快適なフライトは約束されているといえる。  予約クラスはV・K。同じ航空連合であるスターアライアンスのANAやユナイテッド航空にマイルを貯めることはできないが、シンガポール航空のマイレージプログラム、クリスフライヤーへは50%加算となる。

15万円でオンシーズンのバリにビジネスクラスで

 せっかくシンガポール航空を利用するならば「ビジネスクラスを利用したい!」という人は少ないないだろう。そうした人におすすめなのがバリ島だ。  

日本からバリ島へは、ベトジェットエア、エアアジアX、スクートなどのLCCを利用すれば、往復6万台程度で往復できる。しかし、シンガポール航空のビジネスクラスの往復チケット15万円はそれを上回る魅力的な価格だ。 

 いうまでもなく往復(シンガポール経由)の4フライトすべてがシンガポール航空のビジネスクラス利用となる上に、日本やシンガポール、バリ島でビジネスクラスのラウンジを無料で利用できる。

特にシンガポール航空のチャンギ国際空港のシルバークリスラウンジは利用者の評価が高いラウンジだ。

さらにマイレージもアラスカ航空マイレージプランなら200%加算。ANAマイレージクラブの場合は125%加算となる。  

今回のキャンペーンは4~9月と、東南アジアの多くのリゾートでは雨季となるが、バリ島では乾季のオンシーズンとなることも見逃せない。 

 東南アジアへはエコノミークラスなら、総額4万円台からと格安の設定となっている。「とにかく安く!」という人にはよい選択肢となるだろう。 

 今回のキャンペーンは、いずれの行き先もアプリをダウンロードして、プロモーションコードを入れたほうが安くなっている。アプリのダウンロードそのものは無料だし、削除も簡単にできるので、まずはダウンロードして、今回のキャンペーンにチャレンジしてみてもよいのではないだ