本日20回目の外部放射線治療が終わりました。


残り3回、来週の水曜日が最終回になります。



いよいよ自分の前立腺がん治療も終わりが見えてきました。


今日は、トリモダリティ療法をしての副作用についてお話したいと思います。


トリモダリティ療法とは、前立腺がんの治療方法の一つで、ホルモン療法〜密封小線源治療〜外部放射線治療の3療法の併用治療です。


特に高リスクがんにおける根治治療で非再発率が最も高い治療法として知られていますが、如何せん実施できる施設が限られています。


北海道は、ゼロです。


その療法の特に密封小線源治療の権威が大阪の石田記念大阪前立腺クリニックの岡本圭生先生です。


岡本先生は、中リスクは小線源単独治療で、高、超高リスクはトリモダリティ療法で根治を目指します。超高リスクである被膜外浸潤、精嚢浸潤、膀胱浸潤、骨盤内リンパ転移までは根治治療可能範囲です。(正確には岡本先生に直接メールで問い合わせ可能です。)


因みに、岡本先生による治療では超高リスク、高リスク前立腺がんの5年非再発は95.2%で再発した4.8%は、治療以前に画像にも映らない微細な骨転移からの再発で局所からの再発はゼロです。


そして凄いところは、最低限のホルモン治療(自分の場合は、小線源治療前の約3ヶ月のみ)をモットーにしている為、他の施設のように術後も長期間のホルモン治療をしません。正に真の非再発率なのです。



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副作用についてです。



ホルモン治療として2/5にゾラデックス3ヶ月製剤注射、ビカルタミド70日間服用しました。


このホルモン治療の副作用は多岐に渡ります。そして今(治療終了後3ヶ月経過)も低テストステロン状態が続いているため副作用も続いています。


①ホットフラッシュ(今も少なくなりましたが起こります)

②体力低下、筋力低下、気力の低下です。

③免疫力低下(風邪を引きやすくなりました。しかも中々治りません)

④バネ指が治療が終わってから出ました。(今も続いています)

このくらいですかね、ホルモン治療の副作用は。


次は、密封小線源治療と外部放射線治療の副作用です。


①頻尿(特に夜間)、切迫尿意は小線源からでしたが、外部放射線治療が加わり更に強くなりました。(排尿時指先まで痺れるような尿意が出現します)

②貧血(これは、外部放射線治療の副作用だと思います。元々貧血体質でしたが更に赤血球、ヘモグロビン共に最低値を下回りました。)プラス低血圧がひどくなりました。貧血時、一時血圧が82/50まで下がりました。

③これが今1番つらいのですが肛門痛です。肛門そのものというより、肛門の内側の直腸が炎症を起こしているようで排便すると便の刺激で鈍痛が走ります。そしてズシーンと鈍痛が続きます。そして、出もしないのに常に残便感があります。

④そして最後は常に疲労倦怠感が取れません。愛犬の散歩だけで疲れ切ってしまいます。


だいたい以上のような副作用が出て、今も続いています。


排尿関係では、シロドシンを服用していましたが、更に漢方薬でツムラ牛車腎気丸エキス顆粒を処方され、少し頻尿が改善傾向にあります。





貧血には、クエン酸第一鉄Naが処方されましたが副作用に便秘とあったため、外部放射線治療が終わるまでは飲むのを止めました。



直腸の炎症による肛門痛には、ヘモポリゾン軟骨を処方されました。これは、まだ使っていませんのでどのくらいの効果があるのか楽しみです。



なんだかんだ言ってもあと少し!

三療法の併用なんですからそりゃあ副作用も多くなるのは当然でしょう。

それで完治するなら甘んじて受けましょう。


ともかくあと3回!

頑張ります!❢