行きたい街の写真見せて!
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「行きたい街の写真見せて!」
そう聞かれて、今行ってみたい街を一つ選ぶなら、私が思い浮かべるのはスペインのバルセロナです。
世界には行ってみたい場所がたくさんあります。
美しい自然がある場所。
歴史のある街。
美味しい料理がある街。
のんびり過ごせるリゾート。
でも現在、住宅設計の仕事に携わりながら大学で建築を学んでいる私にとって、旅行先を選ぶときに以前より気になるようになったものがあります。
それが建築と街並みです。
バルセロナといえばサグラダ・ファミリア
バルセロナと聞いて、真っ先に思い浮かぶ建築といえば、やはりサグラダ・ファミリアでしょう。
建築家アントニ・ガウディを代表する建築です。
1882年に建設が始まり、翌1883年にガウディがプロジェクトを引き継ぎました。現在もバルセロナを象徴する建築として世界中から人々を引きつけています。Spain
写真や映像では何度も見ています。
でも建築を学ぶようになった今、
「実際の空間に立って、自分の目で見てみたい」
という気持ちが以前より強くなりました。
写真では分からない「スケール」を体験したい
建築の写真を見るのは好きです。
でも、建築には写真だけでは分からないものがあります。
建物の大きさ。
天井の高さ。
光の入り方。
素材の質感。
人と建物との距離。
音。
空気感。
そして、その場所に立ったときに自分がどう感じるか。
図面に「高さ10m」と書いてあれば数字として理解できます。
しかし、その空間に実際に立ったときの感覚は数字だけでは分かりません。
だからこそ、建築は実物を見ることに大きな意味があると思います。
ガウディ建築を歩いて巡ってみたい
バルセロナで見てみたいのは、サグラダ・ファミリアだけではありません。
ガウディの建築は街のさまざまな場所にあります。
カサ・バトリョ。
カサ・ミラ。
カサ・ビセンス。
グエル公園。
グエル邸。
バルセロナ観光局も、サグラダ・ファミリアだけでなく、住宅建築、都市空間、庭園など、市内各地でガウディの創造性に触れられることを紹介しています。Barcelona Turisme
一つの有名建築だけを見て終わるのではなく、
街を歩きながら建築と建築をつないでいく旅
をしてみたいですね。
建築だけではなく「街」を見たい
建築を学ぶようになってから感じるのは、有名な建物だけを見るのでは足りないということです。
建物と道路はどうつながっているのか。
歩道はどのくらい広いのか。
街路樹はどこにあるのか。
建物の1階には何が入っているのか。
人はどこに集まっているのか。
ベンチはどこにあるのか。
建物と広場はどうつながっているのか。
そういうものを見ながら街を歩いてみたい。
観光名所を「点」として巡るのではなく、街全体を一つの建築空間として見る旅です。
ゴシック地区の路地も歩いてみたい
バルセロナには、近代的な都市空間だけでなく、歴史を感じられる街並みもあります。
特に歩いてみたいのがゴシック地区。
狭い路地。
石造りの建物。
バルコニー。
アーチ。
広場。
写真を見るだけでも、サグラダ・ファミリア周辺とはまったく違う表情があります。
広い道路から一本路地へ入っただけで景色が変わる。
そんな街を、目的地を決めすぎずに歩いてみたいですね。
「観光」から「観察する旅」へ
若い頃の旅行なら、
「有名な場所へ行った」
「写真を撮った」
「美味しいものを食べた」
ということが中心だったかもしれません。
もちろん、それも旅行の大きな楽しみです。
でも今なら、少し違った旅ができそうです。
建物を見る。
窓を見る。
屋根を見る。
路地を見る。
人の流れを見る。
広場で立ち止まる。
ベンチに座って街を眺める。
そして、
「なぜ、この場所は居心地がいいのだろう?」
と考えてみる。
59歳になって大学で建築を学んでいるからこそ、昔とは違った目で街を見ることができると思います。
タイで20年以上暮らして感じた「街の違い」
私は2003年から2025年まで、20年以上タイで生活しました。
海外で長く暮らすと、国によって街のつくられ方が違うことを実感します。
道路。
建物。
交通。
屋台。
市場。
住宅。
人が集まる場所。
気候が違えば、建築も暮らし方も変わります。
日本に帰国してからは、逆に日本の街についても以前とは違う目で見るようになりました。
だからヨーロッパの街を実際に歩いたら、また新しい発見があるはずです。
サグラダ・ファミリアの塔から街を見てみたい
もし訪れることができたら、サグラダ・ファミリアは外から眺めるだけでなく、塔にも上ってみたいですね。
公式案内によれば、塔からはバルセロナの街を眺めることができ、生誕のファサード側と受難のファサード側では異なる方向の景色を楽しめます。Sagrada Família
地上を歩いて感じる街。
高い場所から見る街。
同じバルセロナでも、まったく違って見えるでしょう。
街路と建物がどのようにつながっているのか。
サグラダ・ファミリアが街の中でどんな存在になっているのか。
自分の目で確かめてみたいです。
写真を撮るなら「建物だけ」ではなく
もしバルセロナへ行けたら、たくさん写真を撮ると思います。
でも、有名建築の正面写真だけではなく、
路地。
窓。
扉。
屋根。
ベンチ。
街路樹。
広場。
建物と空。
夕暮れの街。
そんな何気ない風景も撮ってみたいです。
旅行から帰ったあと写真を見返したとき、意外と記憶を呼び戻してくれるのは、有名観光地より何気なく撮った一枚だったりします。
旅行は最高の建築授業かもしれない
建築は本から学べます。
図面からも学べます。
大学の授業でも学べます。
インターネットやAIを使えば、世界中の建築について調べることもできます。
でも、
その場所に立たなければ分からないこともある。
光。
風。
音。
匂い。
距離。
大きさ。
街を歩く人々。
そう考えると、旅行そのものが建築の授業になります。
教室の外へ出て、街そのものを教材にする。
そんな旅をしてみたいですね。
おわりに|今行きたい街はバルセロナ
「行きたい街の写真見せて!」
今の私なら、スペイン・バルセロナを選びます。
サグラダ・ファミリアを見る。
ガウディ建築を巡る。
ゴシック地区を歩く。
広場で休む。
路地へ入ってみる。
街の人々を見る。
そして、写真をたくさん撮る。
ただ観光名所を巡るだけではなく、
「なぜ、この街は人を惹きつけるのだろう?」
と考えながら歩いてみたいです。
私は59歳の今、住宅設計の仕事をしながら大学で建築を学んでいます。
若い頃と今では、同じ街を訪れても見えるものがきっと違います。
だから旅行に「遅すぎる」ということもないのでしょう。
学んだから行きたくなる。
実際に見たから、もっと学びたくなる。
そして学べば、また次の街へ行きたくなる。
旅と学びは、そんなふうにつながっているのかもしれません。
今日は9月27日、「世界観光の日」。
次に旅へ出られるなら、どんな街を歩いてみようか。
写真を眺めながら考えるだけでも、少し旅をしたような気持ちになります。
あなたが今、一番行ってみたい街はどこですか? ✈️🇪🇸🏛️
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