評価は◎>○>▲>△>×>無・少の六段階(あくまで個人の感想です)
本年評価:今年のプレー振りについて。年俸や実績、期待度に対しての充足度。
(◎:最高、○:ほぼ満足、▲:及第点、△:やや不満、×:不満、無:出場機会ほぼなく評価不能)
来年期待値:来年どれくらい戦力として期待できるか。高いほど主力として期待。
(◎:不動のスタメン、○:スタメン有力、▲:スタメンorベンチ入り、△:ベンチ入り、×:カップ戦で出番があるか、少:チャンスは少ないかも)
2.立田 本年評価:▲ 来年期待値:◎
【代表復帰へ真価が問われる】
CBとしてほぼスタメンを貼り続けたことは評価できる。ゲームキャプテンを務めることもあり大きな経験を積んだ一年だった。後ろから繋ぐコンセプトにおいて足元の技術も磨かれ、時折見せるロングフィードも非常に魅力的である。
しかしリーグ最多の70失点という結果は自信という点ではどうだっただろうか。どうしても世間的な評価もチームの成績に引っ張られてしまうのだろう、先日発表された五輪世代の代表からも落選してしまった。代表復帰のために、更なるレベルアップと目に見える結果=チームを勝たせることが必要となるだろう。ロティーナ新監督就任で一番良い影響を受けそうで楽しみである。
3.ファン・ソッコ 本年評価:▲ 来年期待値:去就未定
【SBで新境地見せるも外国人枠がどうか】
開幕当初は外国人枠の問題もありメンバー外になることもあるなどあまり優先順位は高くなかったが、サイドバック不足やネトの怪我もあり出番を増やした。攻撃の場面でも上手さを見せ、CBがSBをやらされている感は全くなく攻撃センスの高さを印象付けた。(ただ流石に右WB起用はいくらなんでもやりすぎだった。)
ただ、来年はSBの片山を補強し、マテウスも加入濃厚。そうなると本職のCBで勝負、となるのかもしれないが如何せん外国人枠が問題となってくる。恐らく今年で三年契約が切れると思われるので契約更新となるかどうかは微妙だろう。
4.吉本 本年評価:無 来年期待値:引退
【怪我に泣くもこれぞプロという姿勢は立派の一言。本当にお疲れ様でした。】
昨年9月に故障。当初は全治3-4ヶ月ほどだったはずだが、キャンプでもシーズンが始まっても練習に合流できず。度重なる様々な箇所の怪我とリハビリの繰り返しは精神的にも辛かったことと思う。清水としては来年の契約延長を考えていたようだが、引退を決断したのもやむを得ないだろう。引退発表後のチームメイトのSNS等様々な媒体で見ることのできる彼のエピソードはプロとはこうあるべきということを教えてくれる。
最終戦の魂のこもったプレー。本当はもう満足にプレーできるような身体の状態ではなかったのだろうと推察されるが、最後にCBの真髄というものを完璧に体現してくれた。若手は皆、CBのコンビを組んだ立田には特に彼のスピリッツを受け継いでいってほしいものである。
5.ヴァウド 本年評価:○ 来年期待値:◎
【対人の強さやシュートブロックに加え、シュートを打たせない守備でレベルアップを】
加入当初は日本のプレースタイルやジャッジに戸惑いが見られたものの比較的速やかに順応し、程なく欠かせない守備の要となった。ヘディングの強さもピカイチで頭での4得点はリーグ3位タイとセットプレーの得点源としても大きな存在である。
来年は対人の強さを活かしつつ、相手にシュートを打たせない守備が体現できれば一段上のレベルの選手になれると思うので期待したい。
15.金井 本年評価:△ 来年期待値:契約満了
【テセとサポーターに愛された男、一年で清水を去る】
シーズン開始前に緊急補強のような形で加入。サイドバックのレギュラー奪取を期待されたが、リーグ戦でのスタメンは10試合に留まった。クラモフスキー元監督とマリノス時代に接点があるということが加入の理由の一つのような感じだったが特に重用されている感じはせず、むしろ平岡前監督時代の方がプレーぶりが活き活きしていたように思えたのはなぜだろうか。
持ち前の明るいキャラクターでチームのムードメーカーとしての役割を果たし、一方若手に対しては自らの経験を踏まえて厳しくもためになるアドバイスを送るなどピッチ内外で大きな戦力となっていたと思うので契約満了はもったいないという印象がある。
ただ、経歴を見るとジャーニーマンというタイプとも思えるのでそういう方が性にあっているのかもしれないし、その後の補強の進展を考えると今回の満了は理解できないこともないかと。今度は対戦相手(NSK:なんでそのチームに金井)としてアイスタに戻ってきて欲しいと思う。恐らくJ1でも需要はある選手だと思うので。