Farewell "Lion heart" Afshin Ghotbi. #spulse | K's diary

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趣味のお話、宗教二世としての苦しみ、日常のいろいろなこと・・・思いつくままに綴っていきます<(_ _)>

初めて三保に行った昨年の夏。たしかあれはトシがハットトリックを決めて鹿児島産の肉を大量に強奪していった、鹿島戦前のサテライトの練習だったと思います。ファンサとはどんなものなのかよくわからずにいた私に「今日の夜の試合には来てくれるかな~」と気さくに声をかけてくれて快くサインもしてくれたのがゴトビさんでした。


サッカーの監督とはこんなにファン・サポーターに近いものなのかと感じられたこの経験は、より私をエスパルス好きにさせるものだったと、今思い返しても感謝しています。そして解任の報で大きな喪失感を味わっている私は、サポーターに対して愛情が厚く、東北の震災でも日本に留まりチームに尽くし、核兵器弾幕を掲げた若者に対しても寛容さを示した立派な一人の人間として彼が大好きだったのだと思います。


とはいえ、プロは結果が全ての世界。
この時期での解任は残念ながら仕方ない面もあるのでしょう。
選手との不協和音のウワサもチラホラ聞こえてきてしまうこともありました(若干記者の恣意的な面もあったかとは思われますが)。快勝した柏戦も、選手が考え実行した戦術と某専門誌に書かれていたのを見ました。

川崎戦・G大阪戦は今後を本当に不安にさせる負け方でした。川崎戦は前半は良かったものの後半は川崎に完全に試合を支配され完敗。G大阪戦は・・・思い出したくないです。そんな泥沼状態でしたのでここで監督交代を決断したというのも全くダメな決断ではなかったと思います。(本音を言えば今季最後までゴトビさんを信じたかったですが)


まさかのナビ敗退とリーグ戦も下位低迷で風当たりが強くなったゴトビ監督に対して与えられたラストチャンスが中断中のキャンプであり、その後の2戦が最後のテストだったのだと思っています。
おそらく中断時で立て直しの兆しが見られ、リーグ2戦で結果を出せれば今季終了まで指揮を執るという算段だったのでしょう。それが上手くいかなかった・・・。


また解任理由について他の考察をするならば、クラブライセンスが重くのしかかる中、伸び悩む観客動員があったかと思います。観客動員低下は即収入低下につながる問題であり成績とならび最大の懸案事項であります。

再開初戦は2万人プロジェクトと題しながら1.5万人に留まり、柏戦は夏休みの日曜にも関わらず1.1万人・・・。
OBのレジェンドが指揮することでスタジアムから足が遠のいたサポーターを呼び戻し、V字回復を狙ったという意味もありそうな気がしています。



こうした残念な形になった監督解任ですが、それを持ってゴトビ監督を無能と断じ追放してしまうのはフェアではないでしょう。

その手腕には素晴らしい面(2011の主力大量流出の時にもしっかりと残留・2012のナビスコ準優勝・ユングベリ&キャラ獲得・公平にチャンスを与えるなど)もあれば問題のあると思われる面(選手交代が遅い・無茶とも思えるほどラインを上げ裏を突かれる・0-4などの大敗が多い)もあったと思います。

この3年半をしっかりと評価し、今後の大榎体制にフィードバックすることが大切だと考えます。

清水に吹いた異国の風はいま止み、今度はまた違った風が吹くのでしょう。それがエスパルスをいい方向につれていってくれることを願っています。


Vamos! S-PULSE!そして Farewell "Lion heart" Afshin Ghotbi. Good Luck!

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