大前&高木ラインで席巻した昨年、チームの中心となった高木選手。
今年は高原・小野・小林と攻撃的な選手が抜けたため、より得点が求められるようになると共に、チームの顔として注目されることも増え、プレッシャーのかかる立場となりました。
そんな中始まったシーズン、高木選手は苦しんでいました。チームは惨敗を繰り返し自身はノーゴール。新加入のバレーさんとの連携もいまひとつカタチにならない状態が続きました。
ようやくチームが勝てるようになってもケガの影響もあり絶対的スタメンとは行かない日々が続きました。
持ち前のカットインからのシュートもDFに読まれているため、より難しいコースを狙わざるを得なくなり結果吹かしたり力んだりすることになり不完全燃焼に苛立つシーンも散見される苦しい時期を過ごしました。
ケガから復帰した仙台戦。22歳のバースデーだったこの試合。本人はスタメンの意欲を見せていましたが、ゴトビ監督はいつも通りケガ明けの選手には無理をさせずベンチスタートとなりました。
そして向かえた後半、河井選手のゴールで先制しいい雰囲気の中、この日初先発した六平選手に代わり高木選手が入りました。
試合後、河井選手も「高木選手はいつもより気合いが入っていた」と語ったように(尚、河井選手は高木選手がバースデーだと知らなかった模様…薄情者め(笑))
意気込みを見ていても感じました。
後半も残り5分というところで、エスパルス陣内でボールを奪い、仙台のCBが高い位置をとっていたところを高木選手がオフサイドギリギリで抜け出しGKと1対1に!このビッグチャンスに、今までノーゴールの選手なら浮き足立つところを落ち着き払って股の間を抜きゴ~~~ル!!!
サポーター、チームそして本人が一番待ち望んだ今季初のゴールがゴールネットを揺らし試合を決定付けました。
よくフォワードは一つのゴールで変わると言われます。苦しみ抜いてようやく手にしたこのゴールは高木選手を良い意味で変え成長させるものとなることを期待しています。
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