マーチ



気になるクルマをもう一台

日産マーチスーパーターボです。
1989年に販売されたクルマで、競技用のマーチRをベースにスーパーチャージャー+ターボという
わけのわからないエンジンを積んだクルマでした。

当時は高性能=パワーのあるクルマといった感があり、トヨタ、日産とターボを搭載したクルマが多かった
気がします。
ターボはいわゆる過給器といわれ、エンジンにより多くの混合気を入れて燃焼力をアップさせるものです。
ターボは排気の力を利用してタービンを回し吸気力を高めるものなので、当然低回転ではあまり効果ありません。
逆にある回転までいくと急激に効果が出て急に加速する「どっかんターボ」のようなちょっと扱いにくいものでした

そこで考えられたのがスーパーチャージャーという過給器です。
スーパーチャージャー(SC)はターボと違ってベルト駆動でタービンを回すので、全回転域で過給器の
効果を得られるものです。
スーパーチャージャー搭載のクルマで有名なのが、初代MR2のマイナーチェンジ後に登場したモデルです。
CR-Xのところでも書きましたが、低速時のトルクが細い4A-Gエンジンにスーパーチャージャーを積んで
低速時のトルク不足をカバーしたものでした。
MR2自体ミッドシップということもあって、AE86より車重が重く、スーパーチャージャーの効果もNAよりはまし
といったような味付けだったので、あまりパッとしませんでした。

このマーチスーパーターボは800kgにも満たないボディにターボとスーパーチャージャーを積んだクルマだったのです。
低速時はSC、高速時は+ターボといったところで、ともかくやたら速かったような気がします。
といっても乗ったことはないのですが・・・
当時の「カーグラフィックTV」でも試乗レポートをやっていましたが、映像で見ていてもその速さが感じられるほどでした。
ただ、もともとマーチベースのクルマなので、過給器を2つついたエンジンはとても重く、しかもFFなので
重量配分はとても悪く、やたらフロントヘビーなクルマでした。
しかもパワーが上がった分サスやブレークが強化されたのでないので、なんてバランスの悪いクルマだったかと思います。

でも、930ccで110馬力を出し、車重が770kgといったクルマはとても魅力的です。
いまはほとんど見かけなくなりましたが、一度乗ってみたいものです。