生きていて良かったーーー東京タワー階段競走で史上初のサブ2達成!! | 青梅の里山から世界を目指す!~階段王に、俺はなる!~

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「日本一の階段屋」横森製作所サポートアスリート・渡辺良治です。スカイランニングの都市型種目「階段垂直マラソン」で、アジア初のワールドシリーズチャンピオン、「階段王」を目指しています。

こんにちは。

 

11月15日に開催された第九回東京タワー階段競走。

 

 

やりました!!

 

目標としていた

 

「サブ2」

2分切りを達成しました!!!

 

やったぞーーー!!

 

 

本当に嬉しくてうれしくて・・・。

 

結果を知った時は軽くパニック状態でした(笑)

 

 

とにもかくにも、まずは当日を振り返ってみようと思います。

 

 

 

朝は4時40分に目覚まし起床。

軽量はあさイチの56.8kg。

ここからご飯30gくらいと納豆20gほどをよく噛んで食べ、水分を300gほど補給。

 

この後排便があったので、56kg台まで絞れたことを確認し、5時40分に家を出発。

ここから1時間30分の移動です。道中もこまめに水分を補給しつつ、赤羽橋でまたトイレを済ませました。

おそらく、スタート時の体重は56kg台半ばで、想定より1㎏近く絞れました。

 

スタート会場についてからはTower Running Tokyoのメンバーや個人スポンサーの方達、そして横森製作所の九段さんにお会いし少し気分がほぐれました。

7時40分頃からアップ開始。

自分はいつもアップは軽めの方ですが、短距離レースで、11月にしては暖かいとはいえ夏場では無いので少し入念に行ないました。

パワーブリーズを加えてのジョグで心肺機能に負荷を入れ、アクティブストレッチで身体を目覚めさせ…。

 

 

スタート20分前にアスリチューンエナゲインをぶち込んで準備万端!!(写真はポケットエナジーですが…)

 

直前にハリ天狗さんから貰った針パッチをツボに貼って8時25分にスタート位置に向かいます…。

 

 

やるべきことはやり切ったはず…。

 

 

あとはレースに集中!!

 

ポイントは2点!!

 

・前半の275段までやや突っ込み気味で入り、58秒通過を目指す。

・手すりを上手くひきつけ踊り場をスムーズに切り抜ける事!(細かい事は企業秘密です)

 

 

その事のみを頭に叩き込み開始の合図を待ちます・・・。

 

そして8時30分…。

 

3・・・2・・・1・・・はい(スタート)!!

 

 

まずは5m程の助走期間を駆け抜けてファーストステップへ。

 

2-3-3-3-2-1と行く予定がつい大股になり過ぎて

 

2-3-4-3-2-2となり若干バタついて立ち上がりになりました…。

 

 

それでも10秒足らずで、序盤戦を切り抜けて482段のつづら折りゾーンに突入します。

 

 

ここからはほぼ想定通りのペースで275段まで進みました。

 

そして今回初めて時計をして階段レースに出ましたが、それは子の275段でのタイムを確認する事が何より大事だと思ったからです。

 

短いレースは不慣れでどうしてもペース感覚がつかみきれません。

なので、ほぼ中間点の275段のタイムを参考にする必要がありました。

時計を見るとほぼ想定通りの58秒でした!

 

 

良し!行ける!これなら確実に2分は切れる!

 

 

 

そう一度は確信しました…。

 

そして、371段までの約100段はペース維持という感覚でした。

 

371段からは鈍くなって来た足の動きを補助する為に時折ダブルアームも混ぜて速度を維持します。

 

ですが、緊張からか何度か右手で手すりをつかみ損ねるなど小さなミスが数度あった気がします。

一方で踊り場の歩数は安定していた様に思えます。ダブルアームの際は走るより1歩少なくターンできるのが強みです。しかも息苦しさは想定通りくらいで467段あたりからはスパート掛けられるかも?!とさえ思っていました。

 

しかしこれは全く甘い考えでした。

 

実際に試走で登った467段(残り2フロア)に到達すると心肺機能はまだしも、足が完全に終わっている事に気付きました。

 

 

いくら手摺りを押しても引いても身体が上に運ばれません。

 

例えるなら水をたっぷり含んだ泥の上を進んでいるかの如く重心が下に沈み上に引き上げる動きに移行する時に大幅なロスが生まれる…(自分で書いてても良く解らない表現ですが)

 

とにかく驚くほどペースダウンしたというのが実感です。

 

それでもラスト1フロア499段手前からなんとかダブルアームを駆使し、根性で身体を引き上げます!

もうここまで来たら・・・。

根性しかないじゃないですか!

 

「ふっ、これは神様がまた来年も出ろと言っているんだな…。」

なんて観念論に逃げ込んでる場合じゃありません!

 

 

何のためにはるばる東京タワーまで高い金も時間も費やしてキッツい練習をしてきたんだよ?!

 

今日ここで人類初のサブ2を達成する為だろ?

 

来年じゃねーよ!

 

 

大事なのは

 

 

「今」なんだよ!!!

 

 

 

 

心の中でそう叫び最後のターン後は意を決して手すりを離し、腕を全力で振り上げて推進力を絞り出しました。

 

 

もう体重移動も何もあった物じゃないです(笑)

 

 

もがいてもがいてもがきまくりましたパンチ!爆弾むかっ筋肉

 

 

そうしてたどり着いた531段目でした。

 

 

倒れ込みつつ時計を止めると、2分01秒75・・・。

 

 

「えっ・・・・・・・・・はてなマーク

 

スタート時の少し早めに押したので0.5秒

 

ゴールして倒れて押すまでのロスが1秒ほど・・・。

 

 

ヤバい、ギリギリだ・・・。

 

 

寧ろ失敗した可能性の方が高いんじゃ・・・・・・・・?

 

 

そう思うともう気が気がでなくなり、後からゴールした仲間と雑談しながら階段降りている最中もずーっと上の空でした。

 

 

記録賞を受け取るのが恐いのなんのって・・・・。

 

 

でも結果を知らなきゃどうしようもない!!

 

思い切って係の人にナンバーを告げて記録証を受け取ると・・・。

 

 

 

「1分59秒98」

目目

 

 

「1分59秒98」

目目目目目

 

 

 

 

 

 

アップアップ1分59秒98」!!!!!!!!!!アップアップ

 

 

 

 

 

「ぅぅううわあああぁあぁぁぁぁ~~~~!!!!!」

 

嬉しくて、嬉しくて・・・言葉にできない

とはこの事笑い泣き

 

 

ほんの一瞬の気のゆるみがあれば達成できないくらい、紙一重の勝負でした…。

 

その後はあとはいつも通りの半狂乱で、回りの方々をビックリさせてしまいました…。申し訳ありません。

でもどうしてもこの感情は抑えられませんでした。

 

 

これがサブ2達成までの顛末です。

 

 

この後は家族やお世話になった方に報告したり、仲間たちと喜びを分かち合ったり、表彰式が有ったりと続きますが、今日はここまでにしたいと思います。

 

 

今週中に写真や動画もつけて詳しくご報告しますね。

 

 

 

とにかく今一言、言えるのは。

 

 

 

「人類初のサブ2は、この俺だ!」

 

 

ってことです(笑)

 

 

そして応援してくれたみなさん、本当にありがとうございました!!

 

 

今後もご期待に沿える様にさらに精進します!!

 

それではまた。

 

 

渡辺良治