「踊る」はTVシリーズから好きで本流(スピンオフは含まず)は
過去のスペシャル、劇場版3作ともにDVDやBDでコレクションしてます

昨日放送された最後のTVスペシャルは劇場版ファイナルへと続く
前振り的ドラマだけど、いい意味で力の抜けたコミカルさが
TVシリーズの頃の「踊る」に戻ったような感じがしてすごく楽しめた

時間の経過と共に互いに出世して接点が薄くなった室井さんと青島の
距離感がファイナルへ向けてグッと近づいたのが、
やはりファンとしては嬉しいし、この距離感あっての「踊る」だと思う

今回、話の中心はワンさんなんだけれど、劇場版3作目から加入した
他の面々も「踊る」世界感に溶け込み、それぞれキャラが立ってきた
これで今週末公開のファイナルがますます楽しみになってきた(^^)



有名マンガ(特に格闘物)を実写化すると、
大半が残念な結果になることが多いですけど
この映画は、原作ファンも納得の出来だと思います

神速といわれる飛天御剣流を
すばやく切れのあるアクションで
見事に再現してくれましたし
飛び散る血しぶき、血に染まる刀など
チャンバラアクションのリアリティを追求しつつ
かつて「人きり抜刀斎」として維新の名の下に
多くの人を斬り殺してきた剣心の葛藤を掘り下げ
人間ドラマとしても昇華させた大友啓史監督の
手腕も素晴らしいです(龍馬伝もよかったし)
また剣心を演じる佐藤健のオンとオフの演技も
見事でした(本当に器用な役者さんです)

好きな原作の映画化ははやり事前の期待度が高いんですが
この映画はさらにその上を行かれた稀有な作品です

単なる人気マンガの映画化という枠では収まらない
大変にすばらしく面白い映画です

これはかなりおススメですね


実際の事件を題材にした映画は結構好きで
フィクションにはないリアリティさと映画独自の解釈が
バチッと融合したときの完成度の高さにはたまらないものがある
まぁ、そういった作品にはなかなか出会えないものだけど
この「カエル少年失踪殺人事件」は事実と推測がうまく融合した作品だと思う

5人の子供が突然姿を消し、軍まで出動した捜索でも
手がかりすら掴めず、時間だけが過ぎて行くうちに事件は風化
11年経った後に5つの白骨死体が発見され、初めて殺人だと分かる

この作品には終始「虚無感」が漂っている
子供消えた理由も分からず、ただひたすら子供を捜す親達
地方に飛ばされドラマチックなスクープを欲していたTVディレクター
自分の仮説が正しいと世間に認められたい大学教授

それぞれの思惑がぶつかりあっても得られるものは何もない
まさに虚無

「ゾディアック」や「ブラックダリア」のような凄惨なシーンは
全くないけれど、内面からジワリとくる恐怖はこの作品のほうが上
「カエルを採りに行って来る」と言って消息を絶ったため
「カエル少年」と呼ばれるようになった子供達だが
この「カエル少年」という響き自体が陰鬱な雰囲気を一層強めている

何も解決しない、誰も救われない内容で、観終わった後も
ため息しか出てこない作品だけど、映画としての完成度はいいので
興味のある人は是非