ここのところ、寒暖差が大きいですね。
いかがお過ごしですか?
春の嵐が吹き荒れて、雨風が激しく吹きすさぶそんな夜も明けた今日の朝は、
時折雨がぱらつき、人影もまばらな公園を愛犬と歩きました。
歩くにつれ汗ばむほど暖かい空気に、
雨風が移ろう季節を運んでくることを実感した朝。。。
豪雨後の湿りきってまとわりつくような空気は重たく感じらるほどでもありました。
過ぎて行った冬の、あの、きりりと寒い季節が最早懐かしいです。
若い頃、一番好きな季節は春でしたが、
今好きな季節を問われたら・・・
冬と答えると思います。
冬に生まれたからでしょうか。。。
年齢を経ると共に冬の季節の中に、懐かしさのようなものを感じるようになってきました。
冬の空気の中に身を置いていると、
原風景の中へ引き戻されていくような感覚になります。
この冬の初めに、
母が他界しました。
早いもので、もう4ヶ月が過ぎようとしています。
一人の人間が82年の生涯を終えて旅立ったことは、家族にとっては大きな出来事でも、
時間はまるで何事もなかったかのように流れ続けて行き、
私もまたその流れの中を生き続けて行くのだということが、なんだか不思議なことのように感じられた冬でもありました。
一生の中で、
母を看取るという経験をするのはこれが最初で最後の一回きり・・・
そんなとても貴重な経験を母が愛をもって与えてくれたのだと思います。
レイキとのご縁も、そうした中で結ばれたものでした。。。
誰もが皆それぞれの人生をそれぞれの想いをもってこの瞬間を精一杯生きている・・・・
わかっているようでわかっていなかった新しい感動も刻まれました。
言い尽くせないくらい多くの想いを重ねた冬でもありました。
この冬の冷たさはどこまでも澄んでいて、
その中を歩いていると、
どんどん清められていくかのようでした。
私にとって、それはまた限りない優しさを感じる刻でもあったのです。
雪が降れば、
そのことを母に話しかけながら、歩き・・・・
とある日には、
母が愛し、
母が生涯生活した地を歩きながら、
川面を眺め、
何も考えていないつもりだったのに、
母の残していった波動の痕跡を感じて、
やはり母のことを思い出している自分が居ました。
母が元気だった頃、私たち夫婦が実家へ行くと、
帰り際には、決まっていつも外まで送ってくれるのでした。
夜は冷えるし、足元も危ないので家から出ない方が良いといくら言っても、
外で見えなくなるまで手を振り続けて見送ってくれるのが常でした。
病に倒れる前日の夜もそうして見送ってくれました。
今でも背中が丸く小さくなったそんな母の姿が、ふと甦ってくるのです。
懐かしい。。。。
今日は、殊更母のことを書こうと思っていたわけではないのに、少し書いてしまいました。
そうした母はと言えば、
きっと今はすっかり解放されて、
「 しっかりしろ!」
そんな風に笑いながらゲンコツを振りかざす真似をして、
生前にも増して男勝りな言葉を投げかけているような気もします。
さて、ヒーリングルーム開設が今年の目標ですから、春の訪れと共に気合を入れて参ります!
最後までお読みくださいましてありがとうございました。