今回も
NWOBHM周辺
についてなんですが
☟
の続きだったりします
前回
書ききれなくなってしまって
今回は話の中盤
ということで
ところで少し前に
アイアン・メイデンに関する
こんな記事がありました
ブルース・ディッキンソン
ニコ・マクブレインの後任
サイモン・ドーソン
との初リハーサルを回想
「まるでクライヴ・バーが
バンドに戻ってきたようだ」
☟
McCOY - Hard Times (1979)
※ボーカルと共に唄い咽ぶ(うたいむせぶ)ブルーズギター🎸!、これぞバーニーの真骨頂!
レコーディング・メンバーは
g: Bernie Torme
b: John McCoy
dr: Barry Graham
ドラムは
後にサムソンの二代目
"覆面"ドラマー
サンダースティック
当時はバリー・グラハムと
名乗っていたようです
SAMSON
※左端がブルース・ブルース(後のブルース・ディッキンソン)、右から2番目の覆面男がサンダースティック
実は
サンダースティック
さらに遡ること2年前
ほんの短い期間
インディーズデビュー前の
アイアン・メイデンにも
在籍していました
IRON MAIDEN 1977.11
※真ん中がスティーヴ・ハリス、右から2番目がサンダースティック
この当時は
バリー・パーキス(Barry Purkis)
と名乗っていました
ちなみに
サンダースティック
が在籍した
サムソンの初代ドラマーは
クライヴ・バー
サムソンの最初期
1978年リリースの2枚のシングルでは
クライヴ・バーが
ドラムを叩いています
計らずしも
かつて
別々の時期に
サムソンに在籍していた
ブルース・ディッキンソン
と
クライヴ・バー
が
アイアン・メイデン
で出会い
作られた唯一のアルバムが
『The Number of The Beast』
という訳なんです
なんで
以前もブログに書いた
クライヴ・バーの話に
なっているの?
バーニー・トーメ
の話はどうなってるの?
という事なんですが
アイアン・メイデン脱退後
紆余曲折の後
プレイング・マンティスの
メンバー達と
結成した
ストレイタスが
1985年に解散した
クライヴ・バー
一方
1986年に
アルバム『Back to Babylon』
を発売後
1987年に
ボーカルのフィル・ルイスが
脱退し
アメリカ🇺🇸のL.A.ガンズ
に加入すると
自身のバンドを
解散した
バーニー・トーメ
この2人
1988年に
同じバンドのメンバーになるんです
そのバンドこそ
元トウィステッド・シスター
の
ボーカル
ディー・スナイダー率いる
デスペラード
DESPERADO (1988-90)
DESPERADO - Gone Bad
DESPERADO - Ride Thru The Storm
※ファンメイドのMVなんですが、デスペラードで唯一残されたリハーサル映像の一部が使われています。
ソングライティングは
全曲
ディー・スナイダーと
バーニー・トーメの共作
当時
大手レコード会社と契約を結び
アルバムが出来るくらいの
楽曲のマテリアルも揃い
全ての曲が粒揃いで
グルーヴに満ち溢れた
傑作ブルーズ・ロック
となったにも関わらず
このメンバーで
楽曲をリリースすることは
なかったんです
その後
クライヴ・バーと
バーニー・トーメは
バンドを脱退し
残された
ディー・スナイダーと
ベースのマーク・ラッセルに
アリス・クーパー・バンドや
エイジアにも在籍した
テクニカルなギタリスト
アル・ピトレリと
ディーのソロユニットや
プログレハード
マジェランのドラマーだった
ジョー・フランコ
が加入し
バンド名をウィドウメーカー
と変え
1992年に
アルバム
『Blood And Bullets』
をリリースするんですが
12曲中7曲の
楽曲クレジットに
バーニー・トーメの
名前があるんです
なぜ
デスペラードでアルバムが
リリース出来なかったのか?
その疑問に
答える記事を見つけました
ここには
当時のメンバー
バーニー・トーメと
ベースのマーク・ラッセルの
ロングインタビューが
掲載されています
(英語です)
グランジの影響によるもの
などでは全く無く
80年代後半に流行していた
ブルーズ回帰ブームに
レコーディングが長引き
乗れなかったこと
契約した
大手レコード会社が
ロックバンドを
推すノウハウが無く
追い討ちをかけるように
レコード会社で
唯一の理解者が
会社を去ったこと
シングルカット曲に
端を発する
ディー・スナイダーと
レコード会社との確執
イギリス🇬🇧に
一時帰国した
バーニー・トーメの
肺に穴が開く
という大病による長期療養と
子供が誕生するという
家庭環境の変化により
バンド脱退を
余儀なくされたこと
契約が
レコード会社とバンドではなく
ディー・スナイダーと
マネージャーのみの
契約だったこと等
幾つもの悪い要因が
バンドに重なった
結果だったようです
この記事には
バーニー・トーメから見た
クライヴ・バーについて
書かれていました
🔸
🔸
ベースのマーク・ラッセルは
バーニー・トーメに対し
大きな恩があるとも話しています
🔸
🔸
デスペラードでレコーディングした
楽曲達は
後年
様々なアルバム・ジャケットの仕様で
リリースされることになります
そして現在では
サブスクからでも
容易に楽曲を
聴くことが可能になりました
長年の時を超え
やっと
音楽が解放された
そんなアルバムになっています
最後にデスペラードの
この曲を
ブルーズ・ロックに
アイアン・メイデン
と
トーメ『スター』の
血が流れる楽曲
オジー・オズボーン
好きな人も
感じるものがあるはず
涙なしでは聴けない楽曲です
DESPERADO - See You At Sunrise
「夜明けにまた会おう」
それでは!