(138)テイラー・スウィフトとデフ・レパードとザ・ウォーニングの不思議な関係〈Part.Ⅲ〉 | skyp2tの音楽が好き!

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今回も
テイラー・スウィフト
デフ・レパード
話の続きから

今回は
ちょっと長いです


イギリス🇬🇧のFM局
スムース・ラジオ(Smooth Radio)
2023年7月4日の記事で

このジョイント・ライブのことが
特集されていましたので
ご紹介します



17才のテイラー・スウィフトとデフ・レパードは思いもよらないコンサートでタッグを組み、そのコンサートはパーフェクトだった


2008年、テイラー・スウィフトはカントリーミュージックで最もエキサイティングな若手のスター達の一人として浮上中でした。


しかし、テイラー・スウィフトがこのあと10年間で見せた急激な上昇を予測できた人はあまりいません。

あっという間の数年間で、間違いなく地球上で最大のポップスターとなったのです。


でも、2008年の夏、テイラーはセルフタイトルのカントリー・ポップのデビューアルバムを1枚リリースしただけでした。


その年の11月になって彼女は初めてのヒット曲

ラヴ・ストーリー

を含んだ

ブレイク・スルーアルバムフィアレス


をリリースしたのです。


そのアルバムのプロモーション・ツアーの一環として、そして恐らく自分がワントリックポニー(=たったひとつの事しか出来ない人)でないことを示すために、テイラーはユニークなコンサートに出演することにしました。


コンサートはCMTクロスロードのイベントでした。このシリーズはCMTカントリー・ミュージック・テレビジョン: アメリカ🇺🇸のケーブルテレビ局。主にカントリー・ミュージックを中心とした音楽専門チャンネル)で放送され、カントリー・ミュージックアーチストとオルタナティブ・ロック、ポップス、R&B、ロック、ソウルなどの他の音楽ジャンルのミュージシャンとコラボする内容でした。


2008年までに約6年間続いている番組で、エルトン・ジョンライアン・アダムスボン・ジョヴィシュガーランドケリー・クラークソンリーバ・マッキンタイアライオネル・リッチーケニー・ロジャースなどのコラボが見れました。


テイラー・スウィフトが次のコラボに参加することが決まると、テイラーはイギリス🇬🇧のスタジアム・ロックのヒーロー、デフ・レパードと組むことにしました。


当時はかなり奇妙なコラボに思えたかもしれません。しかし、誰かがそのコラボを始動させようとする人がいるならば、それはテイラーでした。


CMTクロスロードを見ていていつも思ってた。もし誰かとやるんだったら絶対デフ・レパードとだって!これが実現するなら私の夢が本当に叶う。」

テイラーは当時こう言っていました。

「私は何年もの間デフ・レパードの曲の歌詞をシャウトし続けてきた・・・だから今年彼らとステージを分かち合えることになるなんてほんと信じられない!」


デフ・レパードの過去のライブ記録のアーカイブ『Def Leppard Tour History』ではテイラーが別のインタビュー記事でこう言っています。


テイラー: デフ・レパードとの演奏は素晴らしかった!過去2年間、ステージに上がる前にはデフ・レパードを聴いてから、ただただ思う存分楽しんで(rock out)飛び回っていたんで、私のバンドが彼らと一緒にステージに立つことは世界で最もクールな出来事だった。


「なんてクールなんだ!カントリー界で一番アツい若手のスターが僕らと仕事がしたがってるなんて!」

デフ・レパードジョー・エリオットはそう付け加えました。


2008年11月7日に放映されたこのショーは、経験豊富なロッカーと新たなカントリー・ポップのセンセーションとが集結して、一晩だけの音楽の祭典を披露しました。

音楽スタイルと世代差のユニークなブレンドは、双方のアーチストのファンにとって忘れられない経験となることを約束したのです。


ナッシュビルのアカフ・シアターで撮影されたこのパフォーマンスでは各々のアーチストが持ち歌を一曲ずつ交代で歌いました。


デフ・レパードは「フォトグラフ」「シュガー・オン・ミー」「ラヴ&ヘイト」、

テイラーは「ラヴ・ストーリー」「ティアドロップ・オン・マイ・ギター」「アワ・ソング」を。


刺激的な成功を収めたこの夜のステージは、間違いなくテイラー・スウィフトをメインストリームの国際的スターに変貌させた多くの要因の一つであり、間違いなくテイラーが自信をつけた出来事となったのです。


10年後、ローリング・ストーン誌にこのショーに関してジョー・エリオットはこう語りました。


「まあ、彼女はすでにかなりビッグだったんで、世界を制覇するかしないかってところだったんだ。もっと正確にいうなら、テイラーが自ら外の世界へと飛び出して、自らアクセル全開にやってきたことで世界を制覇することができたんだ。」


「誰かがラップトップを持ってドレスルームにやってきたことで全てのことが上手くいったんだ。」彼は続けます。「それがテイラー・スウィフトの記事だったのさ。インタビューで、テイラークロスロードで一緒にやってみたいたったひとつのバンドがあると言っていたんだ。それがデフ・レパードだったのさ!」


「僕達はうわー、OK、テイラーと連絡を取って彼女がどう思うか様子を見てみよう」といったよ。驚くべきことにはほんの数ヶ月で、突然僕らはこのショーをやっている。僕達はいつも混乱させるバンドなんだ。皆んなをイライラさせたり、どこか行かせてしまうようなアイデアが好きなのさ。何か違ったことをすることは君にとっても良いことだよ。」


「君がコラボ担当なら、僕達デフ・レパードボン・ジョヴィが一緒に曲を書く意味が理解できない。

僕の言っていることがわかるかい?ジョン(・ボン・ジョヴィ)がトム・ウェイツと一緒に曲を作るというアイデアの方が好きだ。僕達はルードン・ウェインライト三世レナード・コーエンと何かするだろうな。

完全にカテゴリから外れた誰かと。

エルヴィス・コステロモーターヘッドがどんなコラボ曲を書くか想像できるかい?」


彼はこうも付け加えました。

テイラーがハマったことは素晴らしかった。

彼女は17才だった。僕達はこうしたいと望む以上のパフォーマンスが出来た。僕達は丁度発売されたばかりのテイラーの新譜を手に入れて少し嬉しかったよ。4日間のプロジェクトで内2日間はリハーサルで使用したんだ。2日間はショーで誰もが家で練習してきていた。僕達は全てのコードも知っているし、全ての歌詞も覚えてきていた。だから実際には少しも問題はなかったんだ。


「諦めかけたいくつかの瞬間はあったよ。僕もテイラーも諦めて、テイラーが「この歌詞は歌えないわ」といった。何故なら少しだけ歌うリスクが高すぎたからなんだ。

だから「シュガー・オン・ミー」では歌うところを交換したよ。」



シュガー・オン・ミー」はちょっと性的な歌詞だったため、当時17才のテイラーが歌うには刺激が強すぎる、という判断だったのかも・・・


「それから僕が実際「ラヴ・ストーリー」のようなテイラーの作品のいくつかで男性の視点側から歌ったのは事実だ。君が言うように、なんとなく手を抜いて歌うつもりなんてないんだ。僕はいつでも全力を尽くすのさ。」


「なぜならそれは大した問題ではないから。一夜限りのプロジェクトで君は正しい光の中で自分自身を売り込まなければいけない。ラモーンズの曲であろうとテイラー・スウィフトの曲であろうと僕達にとっては違いはない。最善を尽くすだけさ。」




翌2009年のCMT受賞式


テイラー・スウィフト

デフ・レパード

再びコラボしたのです。


2009 CMT Awards

テイラーデフ・レパード











このCMT授賞式

テイラー

アルバム『フィアレス

で初めて2つの賞を受賞します



ビデオ・オブ・ザ・イヤー受賞の瞬間



このスピーチで

テイラー・スウィフト

ヒーローとして


ガース・ブルックス

Garth Brooks:カントリー歌手 リリースしたアルバム7枚全てがアメリカでダイヤモンド(1,000万枚以上)認定された唯一のアーチスト)


と共に


デフ・レパード

シャナイア・トウェイン


の3組のアーチストを挙げて

感謝を述べています。





前回のブログで

書き忘れていましたが


テイラー・スウィフト

デフ・レパードのドラマー

リック・アレンを紹介した

実兄のロバート・アレン


後にテイラー・スウィフト

マネジメント会社

13マネジメント

の責任者となり

テイラーのフルタイムマネージャー

になったそうです。


元々デフ・レパード

ロード・マネージャー

だったロバート


テイラーが大好きなアルバム

Pyromania(炎のターゲット)

のツアー終了後に

デフ・レパード

と袂を分かち合ったという

なんとも不思議な縁を持った人

でもあります。



ここで

おもしろ動画をひとつ


多分

CMT授賞式中に流れた

映像


デフ・レパードとの

ジョイント・ライブの

夢が叶った

テイラー・スウィフト


次は

どんな夢を叶えたいんだい?

という動画


コントのような内容で

テイラー

はちゃめちゃ演技(?)

にも注目です(笑)



夢は言葉に出した方が

なにかと

叶い易いのかもしれませんね



また書けなくなったので

次のブログに続きます