(106)以前よく聴いていた プログレッシブ/テクニカル・メタル5選 | skyp2tの音楽が好き!

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前回ブログをあげた後、突然アメブロにログインできなくなり、本日やっとリカバリーできました(汗💦)。
よくよく考えたらあっさりログインできたんですけどね。


個人的アメブロ復帰記念ということで、
以前よく聴いていた
プログレッシブ/テクニカル・メタル5選を順不同でご紹介します。


1. When Dream and Day Unite
   /Dream Theater(1989年3月6日発売)




ベタといわれても

ドリーム・シアターの1stアルバム。



メンバー(若い!)



当時通販で輸入盤を購入したんですが、確か長い箱に入ってきたような、とあやふやな記憶があったんで調べてみたらありました。





これ、LPからCDへの過渡期に存在した「ロングボックス(long box)」というものらしいです。

今その箱持って無いんですけどどうしたのかなあ。



カナダ🇨🇦のRUSHが1987年に『Hold Your Fire』を発売後暫くアルバム出してなかったとき、雑誌で「RUSHみたい」と書いている記事を見て速攻買った思い出が。



初めて聴いた時は衝撃でした。RUSHが同年11月にアルバム『Presto』を発売した時にはもうドリーム・シアターに夢中でした。



その後2nd以降のアルバムも聴きましたし、初来日ライブも行きましたけど、今でも聴くのは1stアルバムだけだったりします。



当時"RUSH meets METALLICA"と言われただけあって、バンドがメタルに最も接近していた時代で勢いがあった(以降はメジャーでアカデミックになり過ぎた感が)のと、ボーカルはチャーリー・ドミニシ推しなもので。



1stアルバムはデモ含め何種類か持っていますが、

こちらはLimited EditionでシリアルNo.が入っているOne Way Recordsから2002年に発売されたデジパックのバージョンです。





1stアルバムは全部好きですけど一番を挙げるなら、展開がクルクルと変わり、最後キラキラと明るく終わる「Only a Matter of Time」ですかね。





〈関連アルバム〉

ドラムのマイク・ポートノイが1985年にバークリー音楽大学に入り、そこでドリーム・シアターのメンバーと出会う前、

16才だった1983年秋から1985年夏まで在籍していたトリオバンド・RISING POWERのアルバム『Power For The People』。



左が10代のマイク・ポートノイ



はなかなか興味深いです。

ジューダス・プリースト影響バリバリ(まんま)のパワー・メタルからポップな楽曲まで、バラバラな曲調がN.W.O.B.H.M.を彷彿させ、個人的には結構聴ける内容です。ドラム?もちろん上手いです。


ジューダスレイブンなこちらの曲を。



2. The Aufle Truth / AUFLE TRUTH

 (1990年7月21日発売)




あまり知られてませんが、正直いって傑作アルバムです。



このアルバムが世界で唯一日本で発売された時には既にこのバンドは消滅していた訳で。



その意味で発売元のポニーキャニオンは英断だったと(その後このアルバムは評価され、後に母国アメリカ🇺🇸で再発されました)。



アメリカ🇺🇸ヒューストンのトリオバンド。

アルバムのメインソングライティングを手掛けたギターのデヴィッド・フォン・オラキンが最も影響を受けたバンドとして、



ジェントル・ジャイアント

ヴァンダー・グラフ・ジェネレーター

ハットフィールド・アンド・ザ・ノース





を挙げていることで、このバンドがメタルフィールドで異形かつ異彩を放っているのが分かります(これらのバンドは70年代のブリティッシュ・プログレッシブ・ロックの重要バンド)。



曲は普通思い浮かべるメタルとは異なり、「青白い炎」というべき「内なる激情」と淡い音像を持ち、当時隆盛してきたグランジ/オルタナティブ・ロックともリンクする内容。


It Takes So Long


Ghost of Heaven


Circle


サブスクには無いので音の悪いYouTubeで。

本当はCDで聴いてもらいたいアルバム。



〈関連アルバム〉

このアルバム作成後、結成から1年あまりでバンドは解散。残りのリズム隊、ベースのモンティ・コルヴィンとドラムのアラン・ドスの2人により1989年に結成されたのが、ギャラクティック・カーボーイズGalactic Cowboys)。




1991年8月20日発売の1stアルバム『Galactic Cowboy』から1曲目のヘンな曲を。


I'm Not Amused



オウフル・トゥルースから引き継いだコーラスワークと重いリフで、バンドスタイルは当時"METALLICA meets BEATLES"と呼ばれてました。


個人的には、セカンドアルバム『Space in Your Face』(1993年6月8日発売)のこの曲が好き。


Circles In The Fields


「ミステリー・サークル」の曲。






余談ですが、ベースのモンティ・コルヴィンはあのラモーンズ(RAMONES)のメンバー、ディー・ディー・ラモーン


写真左


の従兄弟だそう。ちなみにディー・ディー・ラモーンもベーシスト。



3. Raging Romance / Secrecy


ドイツ🇩🇪のバンド、シークレシィのメジャー2ndアルバム『レイジング・ロマンス』(1991年、日本盤は12月16日発売)。




レーベルはハロウィンレイジなど有名ジャーマン・パワー・メタルを輩出したあのノイズ(NOIZE international)


国内販売もされ、発売元がハロウィンと同じビクターにも関わらず全く知られていないこのバンド。




このアルバム昔から本当に大好きなんですけど、メタル過小評価アルバムの筆頭かと。


掛け値なしに大傑作です。


パワー・メタルとプログレッシブ・ロックがこれ程までに融合した例は聴いたことがない程。


楽器演奏がテクニカルな曲ならもっと凄いものがいくらでもありますけど、曲作りの時点から新しいものを作ろうとしていることがわかる曲はそれ程多くない中で、色々なアイデアがこれでもかとアルバムに詰め込まれているので、今聴いても本当に面白いアルバムかと。


ボーカルもガナらないクリーントーンなど、とにかく違うことをしようという気概が伝わって、品格もあり、いつ聴いても全く飽きさせない凄い作品。



曲は、うーん、絞れない・・・。



Through Clouds of Doubt


Observer from Above


Times of Tears


Mourning


This World's Wisdom


NO? NO!


All  Effort's Aim


Masquerade


バンドとしては、メインソングライターだったギターのマンニ・メキーカの脱退でノイズを離れて3rdアルバムを出すも、2ndまでのマジックが消え果てて普通のパワー・メタルに。



〈関連アルバム〉

シークレシィの1stアルバム『Art In Motion』(1990年、日本盤は10月21日発売)。




1stは2nd程楽曲が消化しきれてはいませんが、

この曲は2ndアルバムに入っていても違和感ない曲。


Trisomie XXI



収録曲に『HIMITSU』という題名の曲があるんですよね。

このバンドには来日して欲しかった・・・




4. Paradise Lost / PARADISE LOST




イギリス🇬🇧イヤーエイクレーベルのテクニカル・デスメタルの方では無く、アメリカ🇺🇸のMCAレコードから1989年に発売された4人組バンドの唯一作。


正直バンド詳細は不明。



なんというか、他に無い音楽性。


「静謐」という言葉が一番あうような、激情を排したプログレッシブ。

でも何か惹かれるんですよね。


昔レコードを持っていたんですが売ってしまいずっと聴けなかったんですけど、少し前に唯一CDがネットで売っていて海外から安く取り寄せました。

レアなので今後入手は難しいかも。


唯一YouTubeに上がっているこの曲を。


Light The Dark Sky


一番近いバンドのイメージはドアーズかも(あくまでもイメージですけど)。



5. Human  Errors / Magace





ラフ・トレードから流通したドイツ🇩🇪の変態テクニカル・メタル、メゲースの1991年発売の1stアルバム。

ボーカルは女性です。




ウォッチタワー+ジャーマン・パワー/スラッシュメタルな頻繁なリズムチェンジ、クリーントーンとグロウル(というか金切声)を使い分けるボーカル。


CD、特にカット盤(廉価盤になるようにアルバムジャケットをカットしたもの)で無いものはほぼ出回ってません。


万人向けではありませんがこちら収録曲を。


Repetitions of Human  Errors