先日伝説的なプログレッシブ・ロックバンド、
YESのコンサートに行ってきました。
演奏する方もお客さんも年齢層が結構高かったこともあるのか、アットホームな雰囲気があって、とてもよかったですよ。
今回はYESの5枚目のスタジオアルバムにしてロック史の名盤、
『CLOSE TO THE EDGE』(邦題『危機』)
が、
1972年に発売されてから50周年を記念した来日公演。
YESのコンサートを生で観たのは今回が初めてでした。
来日メンバー:
JON DEVISION( ボーカル)
STEVE HOWE(ギター)
GEOFF DOWNS(キーボード)
BILLY SHERWOOD(ベース)
JAY SCHELLEN(ドラム)
左から
スティーヴ・ハウ(ギター)、ジョン・デイヴィソン(ボーカル)、ビリー・シャーウッド(ベース)、アラン・ホワイト(ドラム、今年6月に死去)、ジェフ・ダウンズ(キーボード)
左から
ダウンズ、ジェイ・シェレン(Dr)、デイヴィソン、ホワイト、シャーウッド
この『危機』アルバム全曲の完全再現というのが今回の来日公演の目玉。
もちろんこれも観てみたいと思ったし(アルバムラスト曲の「シベリアン・カートゥル」は何百回聴いたことか)、
『危機』初心者の方は、2022年8月8日の内山結愛さんのnoteのレビューを見ながら聴くとわかりやすいかも?
古参メンバーのスティーヴ・ハウ(ギター、1970年〜)
STEVE HOWE
や、元バグルス
THE BUGGLES(左がJEOFF DOWNS)
これ有名。
で、その後あっさりYESに加入、後にジョン・ウエットンとASIAを結成したジェフ・ダウンズ(キーボード)も観たかった、というのもあったんですけど、
今回コンサートに行ってみよう、と思った決定打は、
ビリー・シャーウッド(ベース)
と
ジェイ・シェレン(ドラム)
の2人が揃ったところを見たかった、
というのが一番の理由だったりします。
来日予定だった古参ドラマーのアラン・ホワイト(ALLAN WHITE)が、6月に病気で亡くなってしまったので、急遽サポート・ドラマーのジェイ・シェレンが正ドラマーになったという次第。
しかし、洋楽好きの古参ほど今回の来日メンバーを見た限り、これYESなのか?と思う面子なんじゃないか、と。
『危機』のレコーディング・メンバー、
創立メンバーのクリス・スクワイア(ベース)や
荘厳な音を鍵盤で奏でていたリック・ウェイクマン(キーボード)、
長期に渡りメイン・ボーカリストでバンドの顔だったジョン・アンダーソン(ボーカル)、
そしてこのアルバムで脱退し、キング・クリムゾンに移籍したビル・ブルッフォード(ドラム)。
『危機』アルバムのレコーディング・メンバー
左から
クリス・スクワイア(ベース)、リック・ウェイクマン(キーボード)、ビル・ブルッフォード(ドラム)、ジョン・アンダーソン(ボーカル)、スティーヴ・ハウ(ギター)
正に黄金期のメンバー。
いわゆる黄金期のメンバーはギターのスティーヴ・ハウだけ。
知ってても、ジェフ・ダウンズくらい。
で、あとの3人(ジョン・デイヴィソン、ビリー・シャーウッド、ジェイ・シェレン)は誰?
といった感じなんじゃないかと。
個人的に永遠のフェイバリット・アルバムが2枚ありまして。
それが、
1989年発売、WORLD TRADEの1stアルバム
「WORLD TRADE」
WORLD TRADE
左から3番目が若き日のシャーウッド。
左から2番目はギターのブルース・ゴウディ。かなり重要人物。
と、
1992年発売、UNRULY CHILDの1stアルバム
「UNRULY CHILD」
UNRULY CHILD
右端がシェレン。
左端がゴウディ。左から4番目はガイ・アリソン。この人も重要人物。
この2作品は、はっきり言って名作です。
この2つのバンドに参加したのが、
ビリー・シャーウッド(ベース)
と
ジェイ・シェレン(ドラム)
だったんです、実は。
このアルバム達とYESに関しては、非常に混み入った人脈なんで、一度まとめてみようと、
コンサートの感動が残ってるうちにと、持ってる資料を元に一日かけて関連バンドのファミリーツリー🌲を作ってみることにしました。
それがこちら。
ARK OF LIFE(2021)
メンバー
左からDave Kerzner(Key)Jimmy Haun(G)、Jay Schellen(Dr)、Jon Davison(Vo)、
Billy Sherwood(B)
右3人が、今回YESメンバーとして来日。jimmy haunは、シャーウッドとロジック時代からのバンド・メンバー。CIRCAの発展形態といってもよいかも。
MVありましたんで、貼っておきます。