1991年4月25日発売
VELVET PΛW(ベルベット・パウ)
3rd album 「DESIRE」
SONY RECORDS SRCL 1790
収録曲より
Beat That Paranoid
Beat That Paranoid 作詞・作曲: 桐生千弘
考えるより 意識はInput ぎこちないAndroid
着飾って 言葉は Output 皮一枚のHumanoid
仮面の下は 忘れたい憂鬱 ささくれた現実
偽物(おもちゃ)の街で 自分以外の狂気を嘆く
Paranoid
細切れの時を生きる僕たち
掴む愛も細切れ
実体(かたち)のない不安にひきずられながら
戸惑うだけ
Beat That Paranoid Beat That Paranoid
Beat That Paranoid Beat That Paranoid
自由さえもDestiny
振り返るより ソツなく生きろ 前に習えの教育
騙されないように 自分を騙して 明日も偽る
どうでもいいさ 他人は他人 涙はクセモノ
可愛げのない 自分に偏執(こだわ)る
心無きParanoid
切り抜いた夢に 踊らされてる
滑稽なヒロイン
使い捨ての時間(とき)の中で
まどろむだけ
Beat That Paranoid Beat That Paranoid
Beat That Paranoid Beat That Paranoid
自分さえもMystery
切り抜いた夢に 踊らされてる
滑稽なヒロイン
操りの糸が切れる前に
逃げ出すなら
Beat That Paranoid Beat That Paranoid
Beat That Paranoid Beat That Paranoid
Beat That Paranoid Beat That Paranoid
Beat That Paranoid Beat That Paranoid
Beat That Paranoid Beat That Paranoid
Beat That Paranoid Beat That Paranoid
自分さえもMystery
パラノイド(Paranoid)とは、精神医学で「偏執症」と呼ばれるもの。誇大妄想や被害妄想など。
妄想性人格障害(paranoid parsonality disorder)。
絶対権力者・独裁者の病といわれているらしい。
パラノイドといえば、イギリス🇬🇧イングランド🏴バーミンガム出身、ドゥーム・ロックの始祖、
BLACK SABBATH(ブラック・サバス)
の「PARANOID」(1970年9月18日発売)
を間違いなく思いだす人が多いと思う。
けど、ブラック・サバスというと、
オジー・オズボーンやトニー・アイオミ、ギーザー・バトラーやロニー・ジェイムス・ディオがいたあのバンドを即座に思い浮かべる人と、
「ジョジョの奇妙な冒険」の第5部、ポルポのスタンド「ブラック・サバス」
を間違いなく思い出す人の2つに分かれるはず。
しかし、父親はDIO、第5部のスタンド達は、
スティッキー・フィンガーズ
ムーディー・ブルース
セックス・ピストルズ
エアロスミス
パープル・ヘイズ
スパイス・ガール ラッシュ攻撃時 ワナビー
メタリカ
リトル・フィート
マン・イン・ザ・ミラー
ザ・グレイトフル・デッド
ビーチ・ボーイ
ベィビィ・フェイス
ホワイト・アルバム
クラッシュ
トーキング・ヘッド
ノートリアス・B・I・G
グリーン・ディ
オアシス
ソフト・マシーン
クラフト・ワーク
ローリング・ストーンズ
ザ・キュアー
ジョイ・ディヴィジョン
パブリック・イメージ・リミテッド
そして
キング・クリムゾン
プログレッシブ・ロック、ジャス・ロック、サザン・ロック、アメリカン・ハード、メタル、ブリティッシュ・インベージョン、ヒップホップ、R&B、ブリティッシュ・ニュー・ウェーブ、テクノ、ブリット・ポップ、パンク、ビートルズ、ジミヘン・・・
荒木飛呂彦、どんだけ洋楽好きやねん(絶句)。
「ミスター・プレジデント」は、マリリン・モンローかと思ったら、ドイツのユーロダンスユニットか?
話はいつも通りずれましたけど。
「Beat That Paranoid」は、
桐生千弘の今の世でも通用する、慢心と社会不安を切り取った辛辣でシニカルな歌詞と相まって、ベルベット・パウの中でもかなりハードな部類に入る曲。
ベルベット・パウでも昔から上位に好きな曲。
ドラムの音とベースライン、とても良い!
最後に"Beat That Paranoid"のフレーズを12回繰り返すベルベット・パウ、相当偏執的ですね〜(笑)