今日頭に浮かんだ一曲(3)
1989年発売
ジャパニーズハードプログレバンド
ページェント( PAGEANT)2ndアルバム
『夢の報酬 / The Pay For Dreamer's Sin』
収録曲
海の唄 / A Mare
海の唄 / A Mare
星降る夜は 海に漂うほたる達
星降る夜は ほたるの海
寄せては返す 無限の呟き
回想のかけらが 培養液の中で
増殖を続ける わきたつ泡になる
星降る夜は ほたるの海
遥かな宇宙の 祈りが聞こえる
腐り落ちた勇気 穢れた指先に
犯された現実 呪文は繰り返す
星降る夜は・・・
行き場を無くした 魂 流れ着く
悲しみ抱きしめて わきたつ泡のよう





















この曲はアルバムの1曲目に収録されてます。
とにかくこの曲はベース音を追っかけてるだけで
最高。
たまにこの曲のベースラインを思い出してしまう。
ぺったりとした人力感あるドラム音も好き。
最後に変リズムでごちゃごちゃになるところ、
いいですねー。






















収録曲ではこの曲も昔から好き。
アルカロイド / Alkaloid
アルバムだと3曲目ですね。
アルカロイド / Alkaloid
咲き誇る顔の影
いとおしむ指のうしろに
舌を出す
溜め息が掌に
意地悪な涙を落とし
突き刺さる
ねえ やさしいひと
私を殺すなら
はやくたべさせて
あなたのアルカロイド
悪徳の花束に
乾杯の口づけをする
共犯者たち
気の振れたお茶会と
残酷なゲームの果てに
愛しあう
ねぇ 苦しむのは
私ひとりじゃない
今にわかる筈
わたしのアルカロイド
ねえ
や・さ・し・い・ひと
私を殺すなら
すぐにたべさせて
あなたのアルカロイド
不思議の国のアリスのお茶会のイラストのような
毒毒しさ満載の曲。
この曲もベースラインと無理矢理入るラテン・パーカッションが楽しい曲です。





















ページェント(PAGEANT)
ボーカルはジャパニーズプログレッシブバンド
ミスター・シリウス(Mr.SIRIUS)でも活躍した
永井博子。
ちなみに
ミスター・シリウスの自主海賊盤
『インクレディブル・ツアー』(1990年発売)
は大傑作アルバムです。
今は大木理紗と名前を変えて活動中。
名前を変えてからは、ディズニー映画の歌の吹き替えを多く担当したそう。
トイストーリー2(2000年)
シンデレラII(2002年)
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
(2016)
モアナと伝説の海(2017)
カーズ/クロスロード(2017)
リメンバー・ミー(2018年)
シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年)
レゴ・ムービー2(2019年)
アラジン(2019年)
ライオン・キング(2019年)
ミラベルと魔法だらけの家(2021年)
などに参加しているそう。
いまだ現役なんですね。
記憶違いだったら申し訳ないんですが、確か永井博子さん、宇宙戦艦ヤマトのこの曲に影響を受けて歌手を目指したとか。
無限に広がる大宇宙(1974年)
前出『インクレディブル・ツアー』の最後の曲
Barren Dream
のボーカルはまさにこの曲のよう。
ライブ盤はyoutubeに上がっているので気になった方は
聴いてもらうとして、こちらにはオリジナル・アルバムバージョンを載せておきます。
Barren Dream






















ところでレアですが当時のページェントのライブ動画がこちらで観れます。
ドリアン・グレイの肖像
が、永井博子のコスプレ、どっかで見た事あるな
と思ったら、
これにそっくり。
だけどページェントは1989年。
こちらの漫画の連載開始は、1996年。
というわけで、ページェントの方が7年も早い。
なんたる先見の明。