いや、「0」っていう題名の曲なんですけどね、栗山千明の。そう、女優の。
そういえば、fuluのドラマ『モモウメ』見てます?
あれすごい面白いじゃないですか。
いや、アニメ版じゃなくて、伊藤沙莉と江口のりこが出てるやつ。
そう、そっちの方。
それに出てくる「おしゃクソ姉さん」、そうそう誰も本名知らない、あの。
その「おしゃクソ姉さん」が栗山千明ってわけですよ。
8話の『ハイウェイから』の姉さんはかなりヤバかったなー。
ん、あれ、なんの話してましたっけ。
そうそう、実は栗山千明、2010年から2014年の間、女優業と並行して歌手活動もしてた時期があって、アルバム1枚と結構の数のシングルを出してるんですよ。
最初は、1stシングル「流星のナミダ」のカップリング曲「結界 IN MY BED」について書こうとしてたんですけどね。
まずこっちから、って思ってたんですけど、
youtubeに上がってないんですよ。
なんで、まずは表題曲を。
2010年2月24日発売
栗山千明 1stシングル
流星のナミダ DFCL 1619
1984年生まれなんで26才と、ちと歌手デビューは遅め、満を持しての歌手デビューだったんでしょうかね。
表題曲はオリジナルビデオアニメ、ガンダムUCエピソード1の主題曲ということらしいんですけど、どっちかというと、カップリングの「結界 IN MY BED」の方が個人的には気に入ってまして。
「流星のナミダ」より「結界 IN MY BED」の方が字面(じづら)が気になるでしょ。
どういう意味?それ、って。
これがなんとも好きなスピード感あるロックテイストで、
と曲を一生懸命説明しようと思ったら、見つけました、youtubeに。
聴いてもらった方が話が早い。
結界 IN MY BED
その他にもロックテイストの曲、結構歌ってまして。
「可能性ガール」って曲もロックテイストといえばそんな感じでね。どっちかというとブリティッシュ・ポップ寄りですかね。
アニメ「銀魂」の主題歌だったらしいですよ。
えっ、この曲なら知ってるよって、それは失礼。
2010年11月17日発売 2ndシングル
可能性ガール DFCL-1708
これ、ホントはMVで観てもらいたいんですけどね。
いやApple Musicで MV観れるんすよ。
栗山千明がブラスバンドの指揮者の格好で可愛いらしいんすよねー。それも、アルバムジャケットとは服装が違うんですよ。
この曲、作曲・編曲が布袋寅泰で、MVにもギター🎸持ってガッツリ出まくってて。
あと、4枚目のシングル「おいしい季節」の表題曲とカップリング(両A面扱いってとこですか)両方の作詞・作曲・編曲・プロデュース全て椎名林檎なんですよ。そうそう、あの椎名林檎。
「おいしい季節」の方は椎名林檎のセルフカバーアルバム『逆輸入〜航空局〜』にも収録されてる曲なんだけど、どっちかというとカップリング曲の
「決定的三分間」の方がロックな感じで好きですねえ。
メガホン📣使ってるし。
2011年3月2日発売
「おいしい季節」DFCL-1759
カップリング曲
決定的三分間
と紹介しようと思ったら、栗山千明バージョンyoutubeに無いんで、
椎名林檎バージョン(英語バージョン)をどうぞ。
椎名林檎もメガホン📣使ってる。
栗山千明バージョンは同じくApple Musicに MVあるんで、よかったら観てくださいな。
そうそう、そうでした。
「0」って曲について話そうとしてたんですよ、すっかり脱線しちゃって。
最近実はこっちの曲が好きでして。
フルはyoutubeにないんですけど、代わりにこちらで。
フルが聴きたかったらApple Musicにありますんで、ぜひ。
2013年10月23日発売 7thシングル
0 DFCL-2040
このMV、フルアニメーションで、南方研究所っていうところが作ってるらしいですよ。
米津玄師がハチって名乗ってた時の「沙上の夢食い少女/WORLD'S END UMBRELLA(2010年6月20日発売)」や「ワンダーランドと羊の歌(2010年8月8日)、それから「砂の惑星(2017年7月21日発売)」、米津玄師名義の「恋と病熱(2012年4月6日発売)」のMVやLiSAのライブのOP/ED映像なんか作った集団らしいですよ。
あと最近では、ヨルシカの「準透明人間(2018年5月9日発売ミニアルバム収録曲)」のMVや、
アニメ『僕のヒーローアカデミア』5期第2クールエンディング曲の「嘘じゃない」の絵コンテ・演出もやってるらしいですよ。
早口すぎるって。こりゃまた失礼。紹介したいのがいっぱいあるんで。
まあ、らしいですよ、というのはあんまり最近のアニメ詳しくないないもんで。これから勉強させてもらいますね。
ちょっと脱線しちゃいましたけど、割と早い時期にこの曲調と南方研究所のフルアニメーションを取り入れられたのは、栗山千明が無類のマンガ・アニメ好きだってことも関係してるようですよ。
いや、本当ですって。
それより、もっと驚いたことっていえば、このシングルには、表題曲の「0」とカップリング曲の「voice」のリミックスが入ってるってこと。
いや、このリミックスやってるってのが、Moonbugっていう、リミックス&マッシュアップの集団、てことなんで調べてみたら、おったまげましたよ、ほんとに。
Moonbugの中心人物のNovoiskiって、あの2008年にニコニコ動画に投稿された、あの伝説の
capsule x BEASTIE BOYS x DAFT PUNKの非公式マッシュアップ
『Starry Sky YEAH! RIMIX』の作者っていうじゃないすか。
腰抜かしましたよ、ほんとに。
当時これ何回繰り返し聴いたことか。
リアルにループになってるんで、繰り返し聴けるんですよ。
ほんとはニコニコ動画で聴いたほうが、絶対に音(と画像)がいいんで、ぜひおススメしますけど、
やむなくyoutubeつけときます。
これ掛け値なしでホントすごい、って当時思ってました。
当時のマッシュアップの先駆者ですよ。
まあ、この「0」シングル、いまから8年前に発売された訳なんですけど、いろいろ合わせて、栗山千明っていい嗅覚持ってたんだなって思うわけなんですよ。
なんで是非リミックスも聴いて欲しいですね(このシングルもApple Musicにちゃんとありますよ)。
そうそう、3枚目のシングル「コールドフィンガーガール」って元BLANKY JET CITYの浅井健一が作詞・作曲・プロデュースしてるんですけど、これはキテる!
あっ、ちなみにデュエットしてる声も浅井健一なんで。
2011年1月26日発売
コールドフィンガーガール DFCL-1732
本人も2010年〜2011年に組んでたバンド「PONTIACS」でセルフカバーしてるんだけど、こっちはボーカルさらにいかついねー。
外してるって?何言ってんの、これがロックさ
ライブバージョンでどうぞ👉
「コールドフィンガーガール」のMV観てたら、ハッと気がついたこと。
10年前から「おしゃクソ姉さん」なのね。
あともう一つ気がついたことが・・・
2枚目のシングル「可能性ガール」の組み合わせって、
「GO GO夕張」じゃん。
いまさら気がついた。
と、最近文庫版が出たばかりの"知の巨匠"安野光雅著
「空想亭の苦労咄」風に書いてみたんですけど、やっぱりその足元にすら及びませんですね。
永遠リスペクト。
R.I.P.