1994年7月1日発売
区麗情(く・れいじょう)、2枚目のアルバム
『シャングリラ(Shangri-la)』SRCL 2923
より
初めて恋をした日
区麗情23才の時のアルバム曲。
このアルバム、個人的には半年に一回くらいのペースで取り出しては聴いているかもしれません。
明るい曲を聴いてもどうにもならないくらい落ちたときとかは、逆にこのアルバムを聴いたほうが落ち着いたりもします。
初めて聴いたときは、とにかくワンアンドオンリーなボーカルにかなり驚かされました。
今聴いてもワンアンドオンリーですね。
日本の音楽でもこんな発音、歌い方、歌い回しが出来るんだ、と当時本当に感動したし、今でも曲を聴くと初めて曲を聴いた時にタイムスリップしてしまうかのようです。
区麗情は、東京都出身、中国人と日本人のハーフの父と日本人の母を持つクォーター。
幼少の頃から父親のレコードコレクションから、エルビス・プレスリーやコニー・フランシス、ニール・セダカなど50's〜60'sのアメリカン・ポップスをよく聴いていたといいます。
高校時代、引っ込み思案の性格を直すために始めたボイス・トレーニングで歌うことに目覚めたそう。
1993年8月21日発売の1stシングル「ドキュメンタリーフィルムみたい」でデビュー。
同年9月22日に1stアルバム『HORIZON〜地平線』を発売。 SRCL-2712
「初めて恋をした日」は、アルバムより先行して
1994年3月21日にシングルで発売されました。
初めて恋をした日 SRDL-3805
この曲が入っている『シャングリラ』というアルバム自体が非常に内省的なのは、当時区麗情の持っていたパーソナリティに曲を合わせたのかも知れません。
このセカンドアルバムから間髪開けず1994年11月21日に発売された3rdアルバム『晴れた日、雨の夜』までの3枚のアルバムはよく聴いてたんで。
この3枚から個人的ベストアルバムを作るとしたら、
1.夢で逢えたならどんな話しよう
2.風が吹いてひとりぼっち
3.ひとりきりだとわかった
4.あこがれて
5.初めて恋をした日
6.只今変身中〜Searching for something new
7.恋にひとやすみ
8.Shangri-la
9.胸いっぱいの愛を
10.24時の向こう
11.ありがとう
12.雨を聴きながら
ですかね。暫定ですが。
殆ど2ndの楽曲ですね。
一番好きな曲は「Shangri-la」だったりします。
力を与えてくれる曲です。
この後2002年までに計10枚のアルバムと計11枚のシングルを発売しますが、ネット上を調べてもあまり彼女の情報は多くありません
(アレンジャーの西脇辰弥が後にLIV MOONを結成したり、亀田誠治や浜田省吾と絡んでいたり)。
ブログを書かれてるので少し垣間見えるかな、といったところです。
でも今ではApple Music他の配信で過去のアルバムの殆どを聴くことができます。
音で区麗情という「人」が伝わってくるので充分かな、と。
2018年には、Sony Music Shopのオーダーメイドファクトリーで区麗情セレクションのリマスターベスト盤
『Heavensongs 1993〜2018』※Blu-spec CD2仕様
が発売されたことを最近知ったので、とりあえずマストで購入します。
2020年の映像ですが、本当にお変わりないですね。
西脇さんも。