私が現役サラリーマンの頃、「巨人・阪神戦」の日は、仕事は100% 残業なし、早々と帰宅、テレビに噛り付いて熱心に観戦したものでした。
1980 年代、サッカー(フットボール)などまったく市民権を得ていなくて、サラリーマンのスポーツ観戦といえばプロ野球一色の時代であった。
(またはプロレス)。
1960年代から1980年代にかけて、金田正一、稲尾和久、長嶋茂雄、王貞治、江夏豊といったヒーローはすでに1億円プレイヤーとして知られていましたが、プロ野球選手の年俸は今日程、高く評価されていなかった時代でした。
ところが・・・・驚くなかれ、昨今の球界の年俸は、昔と比較になりませんネ。ご存知の通り、2014 年、楽天のマー君こと、田中将太投手が 7年契約総額1億5500万ドル(約156 億円)でニューヨークヤンキーズに移籍して世間を驚かせました。
この金額は、2012年に日本ハムからレンジャーズ入りしたダルビッシュ有投手の 6年総額約6000万ドル(約60億4000万円)を大きく上回る金額なので2度ビックリ!
しかし、彼はトミー・ジョン手術を受けたあと、肩、肘など違和感を受けて故障者リスト入りしたり、昨今はダルにはちょっと目が離せない状況となってはいますが・・・
ちょっと、アメリカと日本のプロ野球界をのぞいてみましょう・・・・・
ビッグニュース
マイアミ・マーリンズ、主砲スタントンと史上最高額で基本合意米報道
$325 Million Man (330 億円) ~ “納税額160億円” 米スポーツ史上最高年俸選手・・・
米大リーグ(MLB)のマイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)が、主砲ジャンカルロ・スタントン(Giancarlo Stanton)と13年間総額3億2500万ドル(約330億円)の契約を2014年11月基本合意したと報じました。 アメリカスポーツ史上最高額になると伝えています。
たった一人の野球選手に330億円もかけられるのか? プロ野球はそんなに儲かる商売なのか? 地元のアメリカ人でさえも首をかしげています・・・・
一般庶民には天文学的な数字・・単純計算で1日あたり68万円、1試合あたり1550万円が13年間にわたって支払われるアメリカスポーツ史上最高年俸。
ところが、手にする年俸が高額なら、支払う税金も桁違いなのです。
公認会計士による試算結果によれば、スタントンの納税額はアスリート税、連邦税、賃金税を併せて、納税額1億4千50億ドル(150億円)とのこと。
それでも、彼の13年間の純手取り総額(Net)は217億円(年間換算16億円)・・・とにかく、ため息を通り越した “USAプロ野球” の話題でした
その男・・・ジャンカルロ(25歳)身長198cm、 カリフォルニア州出身、父アイルランド系、母プエルトリコ系アメリカ人・・・
2010年にマーリンズでMLB(メジャーリーグ)デビューを飾ったスタントンは、これまで計634試合に出場し、通算154本塁打、399打点、打率2割7分1厘を記録しています。
とにかく、遠くまでボールを飛ばす破壊力は「すごい」の一言。 150メートル越えのホームランはいまや彼のトレードマークとなっています。
そんな金額
が乱れ飛ぶアメリカメジャーリーグが年間でいくら稼いでいるかというと…
球団収入は日本が1千億円であるのに対して、アメリカは6千億円! メジャーリーグは、日本のプロ野球の何と6倍も儲かっているらしい・・・・
なぜそんなに儲けることができるのでしょうか?
1試合当たりの入場料収入 レギュラーシーズン 6000万円 ポストシーズン1億円
つまり、レギュラーシーズンの稼ぎよりも、全試合が終わったポストシーズンの試合の方が儲かる仕掛けになっているのです・・
日本のプロ野球界と異なる点は・・・・
アメリカの場合は、団体として利益を追求しているからです。
また、大リーグには儲かっている球団が儲かっていない球団に収入を分配する制度があります。それが収入分配制度!収入分配制度とは、入場料収入などで大きな差がある各球団の売り上げから一律34%を大リーグ機構が吸い上げて、各球団に均等にばらまく、というシステム。
球界全体で儲けて戦力を均等に分散しよう、という考えです。
そして、儲かるメジャーリーグの最大のキーワード・・・・それは、プレーオフ! プレーオフとは、レギュラーシーズンの最後に上位のチームだけで行われるリーグ優勝をかけたトーナメント方式の試合のこと。
ワールドシリーズ、リーグチャンピオンシップ、プレーオフ・・・このような流れで儲かるメジャーリーグを支えています。
また、Tシャツやキャップなどのグッズ収入は、プレーオフに参加した者だけが手にできる特別ボーナス。これがまたすごく売れるらしい!
その一方で、日本の場合はてんでばらばら、放送権でまともなお金が入ってくるのは巨人と、巨人戦を持つ球団だけなのです。この契約には、マーリンズとしては史上初になるとみられるトレード拒否権に加え、6年後には契約を破棄(オプトアウト)できる権利も含まれることになります。