不動産価格は20年前から比較すると3倍となりました。 シドニー市心から30㎞以内の戸建て住宅の不動産価格は最低ワンミリオン(1億円)からツーミリオン(2億円)します。 シドニー湾が一望できる戸建て住宅であれば3ミリオンから10ミリオン(10億円)。
普通のサラリーマンがこの価格を知ると思わず “卒倒” しそうな価格。 親子3代働いても住宅を新築するのは不可能な値段です。
シドニーに駐在する商社、銀行などエリートサラリーマンも気候も良い、自然豊かなこの地に赴任が終われは永住をしたいと思っても昨今の不動産価格の余りの高さに断念せざるを得ない状況です。 住みたくても住めない都市がシドニーです。
いつ暴落するかわからない価格に暴騰した原因は、中国人の爆買いによると言っても過言ではありません。
中国の高級官僚ファミリーの爆買いです。
お金の値打ちも知らない中国人が巨額の金を投じて「永住権」を手に入れるのです。お隣のニュージーランドでも同じ現象です。
昔からシドニー経済圏に住んでいるファミリーは暴騰した戸建て住宅を売却して、100㎞以上離れた安価な土地に移住して老後の余生を過ごせますが、アパート暮らし(賃貸住宅)のファミリーはこの先何十年働いても持家を持つことは不可能です。
オージー(豪州人)ファミリーはこれまで18歳を過ぎると自宅から追い出して、独立した生活を送るのが習慣でしたら、昨今賃貸アパートの価格も暴騰しているので、独身の間は親と同居するというこれまでになかったスタイルに変貌しています。
但し、このたわごとはシドニー、メルボルン、ゴールドコースとのように人口の密集している地域のみの異常価格で、地方にゆけばただ同然の土地がいっぱいあります。 なにせ この国は日本の20倍の土地に人口5分の1、 わずか2400万人住んでいるだけなのですから・・・
大都市と比較して過疎化している地方では 土地値が安価、ただ同然の日本と酷似しています。200㎞離れたルーラルライフまたはアウトバックであれば10分の1の住宅がありますが・・
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日本の人口は毎年2%減少、豪州は毎年5%から6%増加、人口自然増プラス移住人口によるものですが、シドニー大都市は9%増加。
シドニーの不動産価格が暴落するのは、「中国人の投資が終る時期」+「人口増加がstopした時期」と言われています。
NSW州政府の政策によりますが、毎年の移住希望者を6%程度に制限している状況なので人口減少は考えられませんが、チャイナマネーは何れどこかに飛んでゆくでしょう。 そうなれば住宅価格高騰は終焉するか、または一部の地区では不動産価格は暴落するかも知れません。
もう一方では、毎年シドニーの人口増加が6%から8%見込める状況においては、価格が一部下落することがあっても、日本のようなバブル崩壊という最悪のシナリオは現在も将来も あり得ないという住宅専門の大御所もいます。
今年2016年、シドニー経済圏は500万人に膨れ上がるそうです。
40年ほど前はシドニー市内何処に車を駐車してもOKでしたら、今日ではシドニー市内に車で乗り入れても駐車するスペースがありません。
もし、有料駐車場に入れるとビックリする程高額な駐車料金を請求されます。 1時間30ドル、 会社経費の車でないとダメな状況です。
交通渋滞は東京、大阪と変わらなくなりました。
緑が多くてヨーロッパ文化の香りがする港街ですが、現在では先朝晩の通勤ラッシュが酷くて車の数が日々増加しているような状況です。
私が移住した18年前は「ラッシュアワー」などまったく気にしなかったのですが、車ででかける際には常に “ラッシュワアー」の時間帯を考えて
行動するようになりました。
紺碧の空、澄んだ空気、緑あふれる情緒豊かな街なのに、年々暮らし具合が悪くなってゆきます。(終)