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オーストラリア、シドニーから

国歌を制定したものの、その後急速な時代の流れについて行けなくて、歌詞、メロディーともに色あせ、後の国民が「国歌を合唱」しても、しばし、躊躇、興ざめしてしまう・・・・

困った現象が世界中で起きています。現在の日本の国家もそろそろ変更してはどうかという声も多く寄せられています。

「君が代」など暗くて、活気のない曲はイヤだと、若者からも敬遠されています。 確かに他国の国歌に比べたら多少魅力に欠けるかも知れません。

オーストラリアの国歌は今から30年程前1984年に制定された「Advance Australia Fair」という曲ですが、それまで170年間は現在のイギリスの国歌「God Save the Queen(King)」でした。

新しく国歌が制定されるまでに、国民的愛唱歌であった「Waltzing Matilda ウォルシングマチルダ」がもう一つの候補に挙がっていたのですが、国民投票の結果現在の国歌に決まりました。

しかしながら、「Advance Australia Fair」は「平凡だ」「ぱっとしない」などとあまり芳しくない評価もあり、「Waltzing Matilda ウォルシングマチルダ」が豪州の象徴として愛唱されています。

そんな中で、今でも、世界を魅了している一曲があります。 それはチェコの作曲家スメタナの「モルダウ」です。 この曲の第一の魅力は、なんといっても、一度聴いたら忘れられないあの旋律です。

現在でも、チェコの「第2の国歌とも言えるほどに高い人気を誇っています。 ・・と同時にイスラエル国歌「HATIKVAH(希望)」にもなっています。

なぜ、イスラエルの国歌に?・・・・ チェコはヨーロッパの十字路として交易の中継地であったプラハがやがてヨーロッパ最大のユダヤ人街(ゲットー)へと発展。 

他国に比べると比較的安全に暮らせる地であり、ユダヤ系の人々は幼少の頃よりくちずさんでいた第2の国歌「モルダウ」を愛唱していました。 

1948年イスラエル建国と同時に沢山のユダヤ系チェコ人がイスラエルに移住、その後、国歌を選定する際に「祖国を思う曲」ということで採用されたという説があります。

チェコの「モルダウ」が日本の国歌になるはずがない?・・・・・それはわかりません。  

日本の学校の卒業式のテーマソングになっている有名な「蛍の光」を聞く度に、あなたも訳もなく目頭が熱くなってしまうでしょう・・・・

しかし、皆さんよくご存じの通り「蛍の光」の原曲は、スコットランド民謡ですよね。 

明治10(1877)、日本の小学唱歌集を編纂するとき、稲垣千頴が作詞した歌詞が採用され蛍の光」となったそうですが、外国のメロディーでも50-100年も経過すれば、全国民に浸透して、何の違和感もなくなるのです。・・・ということであれば・・・・国民の同意があり、その気になれば「国歌」もどんなメロディーにも変更できるはずです。 

スメタナの「モルダウ」が日本の国歌になっても不思議でもありません。 

フランスの国歌、アメリカの国歌、中国の国歌などは極めて戦闘的な国歌として有名ですが、日本の国歌は暗い旋律とはいえ 平和的な歌なので、当面変更することは難しいでしょうが・・・