オーストラリアではなんでもまとめ買いをすると得をする国です。
たとえば酒屋Bottle Shop で缶ビール @375ml(VB またはToohey‘s New豪州産ビール)陳列棚1缶3ドル(\270)、その横で30缶入りのもの$40ドル(\3600)と表示、比較すれば歴然、まとめて買えば1缶1.3 ドル(\120 ) ひどい差別! ほぼ2倍以上します。
ワインも同じ、1本買うのと6本、12本買うのとではひどい差別価格が設定されています。食料品も生活必需品もすべて同じ、1ケ買うより12ケ入りの方が極端に安い。 富裕層が得をして、金銭的に余裕のない庶民が損をするシステムになっています。
これは、広大な国土のため、梱包費用、輸送コストが高くつくので、面倒な1ケ売りよりもセット売りの方が合理的という意識が働くからでしょう。
加えてスーパーのレジ係員、暗算が苦手なので単品売りの場合はよく間違えます。セット売りならばほぼ正確に売りさばくことができる利点があります。
日本の流通業も同じコンセプトですが、但し、2割、3割得をするのであれば常識の範囲内ですが、この国の価格差はちょっと行き過ぎ、どうなっているのでしょう・・・・
豪州はスポーツ王国です。これは当たっているでしょう。若者はもちろん、冬でも競泳用パンツで泳いでいるおじいさんもいれば、早朝からランニングしているおばさんもいます。
中年のオッサンたちが集まって休日にスケボーで遊んでいることもあります。 週末になると、道路はサイクリング車でいっぱいになります。
シドニーの冬は毎年6月~8月迄の3ヶ月ですが、皮膚の強いオージーは平気で海で泳いだり、サーフィンをして楽しみます。ゴルフ、テニス、冬の散歩も半ズボンです。
天気が悪くて強風の時などでも案外平気で軽装です。 冬の海でサーフィンする光景に アジア人は見るだけで鳥肌が立ちます。
オージー達は人との会話そのものを楽しみます。ユーモアがあって、ところどころにジョークが入ります。いや、人生そのものを楽しもうという気質です。
だから、主張を通すようなことはしません。相手を尊重しているのです。 陽気で知らない人にも声をかけます。
俺は俺。お前はお前。考え方に違いはあって当たり前。でも、仲良くやろう。一緒に楽しもうよ・・・と・・・・・
オージーはあまり自分の能力をひけらかさない、控えめな国民なのかもしれません。 権力を嵩にする人は一番嫌われます。
すなわち、彼らは もともと「人生の勝利者」でなくて、権力者に祖国を追われて政治亡命した思想家など「人生の敗北者」が新天地を求めて移住してきた人々の集合体なので「権力」という言葉を極端に嫌います。政治家でも お高くとまった人(Snobby)は次の選挙では100%落選します。
傲慢で横柄な態度で有名な麻生太郎元総理、笹川尭議員(右翼笹川良一の息子)などの高飛車タイプはオーストラリアでは全く通用しません。
この国では 誠実、謙虚でおおらかなタイプでないと、誰も支持しません。 権威主義的、エリート風を吹かすような政治家は歓迎されません。
あまり気にもせずこの国に15年住んできたけど、こうして比較してみると面白い発見があります。
個人の自由を尊重するあまり、この国の離婚率は50%、2組に1組は別れます。半端ではありません。 アメリカとほぼ同率です。
日本では世間体や体裁を気にするのでお互いに離婚はしないで「仮面夫婦」「家庭内別居」を貫く家庭が多いのですが、この国は「好きなら一緒になる、
嫌なら別れる」ととても自然体なのです。 離婚、再婚、再再婚など当たり前の国です。
20才から30才までの間は、お互いに好きになったら結婚する前にまず「同居」をします。 そしてしばらく一緒に生活してお互いの価値観、趣味の違い
生活スタイルを確かめながら実生活を体験するのです。 1年後でも、数年後でも、同じ好き同士の雰囲気であれば今度は正式に結婚します。
両親も勿論納得の上の「お試しコース」なので もし失敗しても、お互いに “キズもの” とかバカげた捨てセリフは言いません。
毎年、同居人(De Facto Coupleと呼びます・日本流に言えば「未入籍同居」)が入れ替るカップルもたくさんいます。
日本も驚くなかれ、離婚率は昔と違って最近では36%と高率、つまり3組に1カップルは別れている勘定となります。
日本女性の場合、経済力があれば離婚に踏み切れますが、一般的に不利なので離婚という選択肢は多少不利になります。
しかし、中高年になると “あのバカタレ亭主” と縁を切りたいと思う一念で日本女性の方から離縁状を突きつける場合が多くなっているようですね。
子供の教育が終わり成長すると、中年、熟年離婚となります。 オーストラリアの法律では夫婦離婚の場合、財産は折半なので奥さんが無一文になることはありません。 必ず財産の半分はもらえます。 トラブルが発生すると弁護士を雇って解決します。シングルマザーも政府から金銭的な援助、優遇策があり、生活に困ることはありません。
60才の誕生日パーティーに、最初の妻、2番目の妻、そしてその子供達を招待することも珍しいことでもありません。 お互いに喧嘩別れした訳でもないので気軽に友達として付き合います。 日本人には考えられない特殊な人間関係を平気でこなします。日常会話でも、Ex-Husband (再婚する前の夫)、 Step-Daughter(再婚した夫の前妻の娘)などと ことあるごとにお互いの交流があるので オージー家のパーティー招待された我々にはそんな言葉があれこれ飛び交うと訳がわからなくて頭が混乱します。
日本人の場合、離婚すればお互いの接点がほぼなくなり音信不通が当たり前です。 離婚後「お互いにお友達でいましょうネ」などまれな世界です。
お互いの神経を逆なでするような離婚後の三角関係、四角関係など普通の日本人ではちょっと想像がつきません。
日本と違って、西洋諸国は 個人主義 です。個人のすることや考えることを尊重します。日本人は基本的に団体行動を好み、人と違うことをするのを
なるべく避けようとします。 “みんなで渡れば怖くない” “皆さんと横並び“ という意識が常に働いています。ですが、日本人の目から見たら、多くのオージー達はこの個人主義をはき違えている人が多いと思います。
つまり、自分の思い通りにならなければ怒る、自分の主張を押し通し、正しいと主張する、ということです。
交通事故を起こしても、絶対にSorry ソーリーといったりして、謝りません。 また、Sorryと云った方が もし裁判すれば負けになります。
こんな場合、日本人であれば、「すみません」「ご迷惑を掛けます」とか一言はありますが・・・・・ やはり「人種」が異なります。
日本人、アジア人が英国系のオージーと車の衝突事件を起こすと一般的に我々の方が不利となります。
「英語の標識が読めなかったのでは?」「道路に不慣れでは? 注意力がなかったのでは?」・・・いろいろこちらの方が難癖を付けられます。
自衛策として、いつもカメラを車にいれています。 万一の事故が発生したら不利にならないように写真を撮り証拠として残しておきます。
夜10時過ぎ、車で自宅に帰る途中、飲酒運転取締パトカーに急停止を求められたのですが「No Stopping 」と表示された標識場所なのでその先の安全な場所まで運転して停車したら、すごい剣幕で食ってかかってきました。
曰く「逃げるつもりか? 警察パトカーに停止を命じられたら駐停車禁止場所でもどこでも即停止せよ」というのです。
「No Stopping の場所で ほんの1分停止しただけで駐車違反切符を貼られたことがある」・・・と反論したのですが聞いてくれません。
勿論、アルコール検査も反応なし、無罪放免となりましたが、アジア人なので少しバカにされたような印象を受けました。
数年前、早朝、ゴルフにでかける途中交差点で、Uターンをしてガソリンを満タンにしようとした途端にパトカーのサイレンが・・・・交差点にてUターン禁止は違反なのは百も承知していたのですが、余りにも車の通行量が少なくガラガラだった為、ついズルを・・・・警察官が私の車の中を覗いて「Japaneseか? 車の運転に不馴れか? 罰金ものだが 次回から注意せよ!」といとも簡単に見逃してくれました。
シドニー道路に不馴れな「新参者」には寛大処置をしてくれる情け深い警察官もいます。